初で〜と
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巷に多数存在する尻軽女》だし……完全に何も知らない状態の母さんに紹介したら、この見た目だけで拒否反応を示すだろうな。
「ってワケだから、今日はここで買い物デート……可能な限り二人の邪魔をしない様にするけど、移動には僕の新魔道車で移動しよう。如何だい?」
「俺的には大助かりで反対する理由も何も無いですけど、いきなり1000Gも渡されると平凡な学生の俺は困ってしまいます。俺もそれなりに親から小遣いを貰ってますから、この1000Gはお返ししたいと……」
「それは困る! 今回の買い物は僕の妹の洋服なんだよ!? しがない学生の小遣い程度でコーディネートされては……お兄ちゃん怒るよ!」
言ってる事はそうだけど、俺にも男としてプライドがあるからなぁ……
「おいピパン……もし、くだらなく『俺にもプライドが……』とか考えてるんなら、お前はウルフ以下の小者止まりだぞ!」
「そ、それは看過出来ませんね!」
「金は持ってるヤツから利用しろ! 持ってないヤツは出し渋るから、経済が鈍化するんだ。散財するのは問題だが、バランス良く金持ちを利用しろ!」
「流石プーサン社長だ。良い事を言いますねぇ! 僕の新魔道車も経済を鈍化させない重要なファクターなんですよ」
そ、そうなのか?
俺には付いていけない思考だが?
「お前の新魔道車は散財の部類だ! グランバニアが潤うから良いけどね」
「あらイヤン! 僕の新魔道車は散財だったか!?」
自分のおデコを“ペチンッ”と叩きながら戯けて自身の言動を後悔するフリをするルディーさん。
室内に笑いが巻き起こった。
「じゃぁ早速だけど行こうよ。丁度良いし、今日買った物は春から一人暮らしするデイジーの部屋に置いていけば、伯母さんにも気付かれないし新生活にも支障が出なくなるしね」
「えっ!? もうデイジーさんの部屋って用意してあるんですか?」
「用意も何も……デイジーが芸高校の入学試験を受けるって言いだした段階から、既に建設を始めやがったよ、あのジジイ!」
「それっていつ頃なんですか?」
「前の春先……いや、もう少し前かな?」
「気が早すぎでしょ!」
俺の呆れた口調のツッコみにデイジーさんが恥ずかしそうに呻く。それがまた可愛いんだ!
しかしだ……既に一人暮らしの方向で事態は動き出しているのに、ここに来てお義母さんは何か我が儘を言ったんだ。
俺達のデートが決定し、社長を初め皆さんが各々動き出す……一応はリュカ様の血筋な俺だけど、思考回路は一般人な為プリ・ピーのお二人(今日来てるエミヘンさんと
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