暁 〜小説投稿サイト〜
攻撃的だけれど愛嬌のある猫
第一章

[2]次話
 アリゾナ州で農家をしているアリソン=トミソンは三匹の猫、ヌードルとバーガー、パスタと二匹の犬、イーヴィーとマーフィーを飼っている。
 ヌードルは茶色と白のペルシャ猫の様にふわふわとした毛の雄でバーバーは黒の雄、パスタは白の雌だ。マーフィーは黒い雄のピットブルでイーヴィーは白のピットブルだが。
「ニャア」
「ウニャア」
「ニャオン」
「ワン」
「ワンワン」
「イーヴィーは耳は聞こえないのかい」
「そうなんだ」
 トミソンは家に来た友人にリビングで話した、大柄で肉付きのいい黒い目で黒髪は短く顔の下半分を髭が覆っている。
「ハンデを持つ子なんだ」
「そうなんだね」
「けれど頑張ってるよ」
 トミソンは友人に笑って話した。
「そして他の子達とも仲良くしていて番犬にもね」
「なっているね」
「しかも今五匹と言ったけれど」 
 家で飼っている生きものはというのだ。
「もう一匹増えてね」
「今は六匹なんだ」
「この子だよ」
「ミャウン」
 ヌードルそっくりの雌猫が出て来た、トミソンはその娘を見つつ話した。
「ミニミーっていうんだ」
「あれっ、ヌードルそっくりだね」
「兄妹って思うね」
「そうなのかい?」
「それがわからないんだ、ヌードルもこの辺りにいた元野良猫でね」
「その娘もなんだ」
「この前トラックを修理しようとして」
 そしてというのだ。
[2]次話


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