第38話
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のように疲れた表情を浮かべた。
「いいわけあるかっつの!」
アーロンの指摘にヴァンは呆れた表情で声を上げて指摘した。
その後解散したヴァンは一人での夜の巡回を始め、巡回の途中でベルモッティの店を訪れた。
〜リバーサイド・カフェ”ベルモッティ”〜
「あら、いらっしゃいヴァンちゃん。今日は情報屋のアタシとバーデンダーのアタシ、どちらに御用かしら?勿論、どっちもっていう欲張りコースでも構わないわよ♪」
「妙な言い方するんじゃねえっ。だがまあ、一杯だけ軽く引っかけていこうかと思ってな。お任せで頼む。」
「フフ、それじゃあ雨の夜に相応しい一杯をご馳走するわね。そうだ、今日は珍しいお客さんも来てるのよ。珍しい客?って――――――」
ベルモッティの話に首を傾げたヴァンがベルモッティが視線を向けている所に視線を向けるとフィーとアネラスが多人数用の席に座っていた。
「こんばんは、裏解決屋さん。よかったら相席していかない?」
フィーの提案に乗ったヴァンはフィー達と相席をした。
「こちら、レイニーブルー。雨の日にぴったりのカクテルよ。それじゃあごゆっくり〜♪」
それぞれの目の前にカクテルを置いたベルモッティはカウンターに戻った。
「綺麗なお酒だね。」
「ああ―――――ってさすがに成人はしているんだったか?」
「今年20になった。まだたまに未成年って間違われるけど。」
「うんうん、それはフィーちゃんがいくつになっても可愛い証拠だよ♪」
ヴァンの問いかけに苦笑しながら答えたフィーにアネラスは嬉しそうな表情を浮かべて指摘し、アネラスの指摘に二人はそれぞれ冷や汗をかいて脱力した。
「アネラスのそういうところも全然変わっていないね。………そういえば裏解決屋さんはエレインと同い年だから24だっけ?」
「ああ。――――――そんじゃ、乾杯と行くか。」
「ん、3年以来の再会の印にってことで。」
こういてヴァンとフィー、アネラスはお酒を楽しみつつ――――――まずは他愛のない会話を楽しむのだった。そして飲み交わしてから10分後――――――
「…………」
「って、飲み始めたばっかりだってのにもう酔い潰れてんのか?」
酒を飲まず、黙り込んでいるフィーが気になったヴァンはフィーに声をかけた。
「…………潰れてない、一瞬寝ちゃってただけ。」
「酒に弱いんなら無理すんな。面倒見きれねえからな?」
「大丈夫です!その時は私が喜んで面倒見ますので!」
フィーの言葉に冷や汗をかいたヴァンは苦笑しながら指摘したが力強く答えたアネラスの答えに再び冷や汗をかいて脱力した。
「ふわぁ………大丈夫、後で少し
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