第七十話 妖精王その六
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「しかしな」
「それでもやな」
「歪むと周りも嫌やし」
「自分も不幸になる」
「性格悪い奴はな」
歪んだ心の持ち主をこうも表現して話した。
「誰も幸せにせんわ」
「自分自身もな」
「そうなるわ」
「その通りや、そやからな」
施はそれ故にと話した。
「こうした場所でな」
「己を鍛えることもええな」
「そや、例えばな」
施は自分の話を続けた。
「毎日ランニングをしたらな」
「運動やな」
「それをしたらな」
それならというのだ。
「それだけでストレス解消になるわ」
「そやからええな」
「そや」
まさにというのだ。
「ストレス解消したら」
「それだけで全くちゃうな」
「ストレスがなかったら」
そうであるならというのだ。
「心の歪みもな」
「矯正されてくな」
「そやからな」
「ランニングするだけでもちゃうな」
「運動してるだけでもな」
ただそれだけでもというのだ。
「ちゃうわ」
「そやな、まあストレス解消の方法は色々や」
リーは確かな声で話した。
「人それぞれや」
「そやな」
「ストレスを解消出来たら」
それならというのだ。
「もうな」
「それでちゃうな」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ストレス解消はな」
「すべきやな」
「それで心の歪みもな」
これもというのだ。
「ましになる、ストレスはな」
「溜めんことやな」
「生きてるとな」
人はとだ、リーは施に真剣な顔で話した。
「どうしてもな」
「ストレスが溜まるな」
「大なり小なりな」
まさにというのだ。
「そやからな」
「そのストレスをやな」
「解消してな」
「生きてくことやな」
「人はストレスで歪むさかいな」
だからだというのだ。
「出来るだけな」
「解消してくことやな」
「そや、それでこうした場所で己を鍛えてな」
そうもしてというのだ。
「それでや」
「心もやな」
「鍛えるんや」
「それで歪みを正すな」
「そうあるべきや」
まさにというのだ。
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