暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第八十一話 大教会でも一緒その二十

[8]前話 [2]次話
「悪いことはしていないわね」
「徳を積ませてもらっていますか」
「新一君すぐに有り難うって言うでしょ」
 このことも言いました。
「あと私には兎も角謙虚みたいだし」
「慎みですか」
「図々しさはないから」
 あと厚かましさもです。
「遠慮するしね」
「このこともいいんですね」
「それに人も助けるし」
「感謝、慎み、助け合いですね」
「この三つは揃ってるから」
 だからです。
「いいわ、けれど嫌いだと止まらないのはね」
「とことん嫌うことはですね」
「嫌いな人睨んで話もしないでしょ」
「絶対に」
「先輩達にもだしね」
「同じ学年でもそうですね」
「それはよくないから」
 嫌いだと嫌い抜くことはです。
「何とかなおしていってね」
「僕の課題ですね」
「一番のね」 
 私が思う限りです。
「あんまりにも凄いから」
「僕の嫌い方は」
「まだ長池先輩の悪口言い回ってるでしょ」
 むっとして尋ねました。
「そうでしょ」
「わかります?」
「わかるわよ、先輩が特に嫌いなのね」
「後の二人の先輩もです」
 高井先輩も佐野先輩もというのです。
「それで特にです」
「長池先輩が嫌いなのね」
「神殿の西の礼拝堂とか学校の校門見る度に思い出します」 
 先輩がしたことをというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ