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豊臣秀吉が異世界で無双系姫騎士やるってよ
第12話:農村搭載機動キャノンガリオン船『スイゲン』登場!
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ベネット男国から帰って来た私達ですが……
「つまり……成果は無しと?」
ギョクサイ姉上の笑顔が歪む。
ま、隣国に助けを求めに往って既にその隣国が敵になっていたのだから、顔が歪むのも無理は無い……
「トクミツ・ミツナリです。今日からムソーウ王国でお世話になります」
「あ、わざわざどうも」
一応トクミツとその部下達を得たものの……と言った感じだからなぁ……
「それより、アニマが変な物を見てしまったらしくてな」
「変な物?」
ただでさえ隣国ベネット男国がとんでもない役立たずだと言うのに、エイジオブ帝国は今度は何を企んでおる?
「オラウさーん!」
噂をすればだ。
「アニマ、いったいエイジオブ帝国の何を視た?」
「水源が、水源がこっちに向かってるんだよ!」
「……水源?」
「信じられないかもしれないけど、エイジオブ帝国が作った戦艦の甲板に町が在るんだよ!」
……街?
船の真上にか?
三国志には楼船と言う馬鹿デカい船が在ると聴くが、それだって船の上に楼閣が有る程度の筈じゃ。
それなのに街って。
「確かに嘘に聞こえるかもしれないけど、甲板に町の中心が1つ、粉ひき所2つ、家が10個、畑が6つ、港が2つ、射手育成所が1つ、包囲攻撃訓練所が1つ、防衛塔が4つ、砲台が8つ在るんだよ!」
あのアニマが何故この様な事を?
でも、豊臣秀吉(わたし)達はアニマの動物を操る魔法に何度も救われた。
それに、仲が悪いとは言えエイジオブ帝国は姉の仇だ。
アニマがムソーウ王国が不利になる様な嘘を言うとは思いたくない。
「で、その町の名前が水源だと言うのか?」
「そう。その船に乗っていた農家がそう言っていた」
んーーーーー。
色々と謎が多い報告だのう……

一方、全裸で晒し者にされたヨツメがクーデタードア実行用資源収集用砦に戻ると、
「ヨツメ隊長。本国から指令書が届いております」
「指令書!?」
嫌な予感がするヨツメは慌ててその指令書を奪うと、
「……なんだと……なんだと……なんだと何だと何だと何だとおぉー!……これは……本物か!?」
「はい」
その途端、ヨツメは愕然とした。
「そんな……あの糞女めぇ……」
本当ならこの忌々しい指令書を破り捨てたいヨツメだが、その程度で今回の命令が覆るとも思えない。
でも……
「行きたくねぇぞ。それに―――」
その瞬間、背後から殺気を感じたので慌てて振り返ると、伝令兵が吹き矢を構えていた。
「本当に行かない御心算か?」
嫌な予感がしながら訊ねるヨツメ。
「行かないと言ったらどうする?」
「その時は、貴方様を殺せとの仰せです」
「もし……この俺に返り討ちにされたら?」
「この私が1ヶ月以上も本国に帰らなかったら、次が来るだけです」
「次……」
つまり、ヨツメに今回の指令
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