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不可能男との約束
日常の変動
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るから、挽回もしなきゃいけねえしな』

『別に気になさらなくてもいいですのに……』

むしろ、よくまぁ、そこまで信頼し合えたものだと思う。
そう考えると、また自己嫌悪に陥りそうになるのだが、そんな事をしていても意味がないというのはよく理解できているので、出来るだけ考えないようにする。

『事実を否定しても、次に繋がらねえだろうが。集団性の連携に置いては、俺は特務クラスどころか、それ以下かもな。まぁ、梅組メンバーなら合わせることは可能だけどな』

今、かなりさらりと凄い能力を言いませんでしたか?
連携のための訓練をしていないというのは、残念がら事実なので、彼はそれを素直に受け止めているだけなのだろう。
だから、彼が時々、特務メンバーや他の学生達と組んで訓練をしている時を見る時がある。

……私の所には、まだ来てくれてはいませんのですが……

悪意ではないというのは解っている。
単純に、気まずい、もしくはこちらの事を気遣っているだけなのだという事を。
ただの馬鹿でもあるのですけれど、そこら辺は総長に似ていて、自分の方が悪いのだろうとか思ってしまう人なのである。
はぁ、と本当に小さく溜息を吐いて表示枠に向き直す。

『梅組メンバーだけならとは……? それならば、他の学生達とも……ああ、成程で御座る』

『お前らもこれくらいは朝飯前だろうが』

『うーーん。ナイちゃんはコメントを控えとくねっ』

『右に同じくですわ……』

幾ら、長年の付き合いとはいえ、それだけで息を合わせられるとは……それが剣神の技なのか、もしくは彼の才能なのかは知らないが、とりあえず凄いとだけは言える。
私もしっかりしなければという意識を強く持たなければいけない。
まぁ、本人は言葉通り、これくらい当然のことと思っているらしいから何も言わないが。

……そもそも他のメンバーも武蔵は何だかんだで規格外ですからね……。

意地でもそんな事は言うつもりはないが。
そんな事をしていると"武蔵"からの連絡が来た。

『こちら"武蔵"です。長い事お待ちさせて申し訳ありません皆様。外部の位置情報を確定できたので……おや、熱田様もいらっしゃるのですか───以上』

『どうも"武蔵"さん。まぁ、副長としているという事で』

『シュウやんがまともな話し方で話している……!?』

『これは熱田殿のキャラ崩壊に繋がってしまうのでは……!? 既に個性が無くなっているで御座るし』

『お、お前ら! 俺がまともに話しかけたのがそんなにいけねえのか! 俺だってチンピラ語以外喋れるわ!』

『チン・ピラゴ……! 何それ! 賢姉! 新しい発見に胸がブルンブルン震えるわ! さぁ! 浅間も一緒に揺れるのよ!』

『やーめーーてーくーだーさー
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