日常の変動
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とりあえずホライゾンが何をするのか楽しみだったので、とりあえず置いといた。
ホライゾンの方を見ると、相変わらずと言ってもいいのか、解らないが表情はそこまでまだ現出しておらず、しかし、どこか生き生きとまでは言わないが、元気があるような表情にはなっている気がする。
その顔で、何故か彼女はキョロキョロと周りをまるで、探し物を探すような仕草をするので、皆で何だ何だと見ていると、彼女の視線はそのまま近くで、ぐてーっと疲れ切っている葵に向かった。
「丁度良い所に素材が」
「へっ?」
何を思ったのか、いきなりホライゾンは地面に倒れている葵を重力制御で回転させながら、自分の手元に引き寄せた。
何故か走らないが、回転速度は異様に速くて、あれでは葵は何をされたのか解らないまま脳を揺らされただろう。哀れとは思わないが、やりたくはないと思う。
そして、ホライゾンはわざわざ葵を上下逆の逆立ち状態で宙に浮かせ、直立させる。
そのまま彼女は、体を葵の体で隠し、そしてそのまま物凄いガクガクブルブルしながら、血走った顔で
「こ、この泥棒猫……! 如何でしょうか浅間様。これぞ、完璧な嫉妬表現だと書物などを見て、知りました。さぁ、是非とも浅間様も御一つどうでしょうか? 今なら、いらない穢れた壁も一つついてきますよ?」
「い、いや……そんな通販みたいなことを言われても、そんな事は流石に常識人である私は出来ませんし、後者は正直いらないので……」
死にかけている奴らも全員くわっと目を思いっきり開いて、浅間を睨む。
「な、何ですか皆! 先に行っときますけど、私は無実ですよ!?」
「ダウト」
即座に肩にナイトをもたれさせているナルゼがツッコむ。
その速さに、浅間はぐっと仰け反ったが、ここで引いていたら駄目だと思ったのか、まだ諦めない。
「だ、ダウトって何ですか! 嘘なんて、私は今の台詞ではついていませんよ!」
「聞いたか皆! 智の常識じゃあ、人に対して弓砲弾を向けるのは当たり前らしいぜこの鬼畜巫女!」
「恐ろしい巫女で御座るよ……何をすればそんな巫女になってしまったのか……」
「小生思うに、これはもう本能かと」
「だ、大丈、夫……だよ……? み、んなは……もう……ちゃ、んと、覚悟、してる、よ……?」
「そ、そんな鈴さんまで……! ち、違います! 何でそこまで私に罪を擦り付けるんですか! まず、最初に自分がその時に悪い事をしていないかどうかの記憶を掘り返してください!」
「胸を揉もうと女風呂に行こうとした時だったぜ」
「あんたの同人を書こうとしている時だったわね」
「あんたの家にある同人を愚民共にリークしようとした時だったかしら?」
「小学校に思い出を作ろうとカメラを持っていこうとし
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