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リュカ伝の外伝
男女の艶やかな思い出……プライスレス
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「何を言ってやがる。こいつらは公務員だぜぇ。税金で飯食ってんだ。僕達納税者の方が立場は上じゃん! 特に軍人なんて、いつ問題を起こすか……気が気じゃ無い」
この場で唯一知らない男(ザルツ)の為に、機転が回る。流石よね。

普段の社長と大臣閣下の為人(ひととなり)、更に今のルディー君の台詞で今後の会話(言葉遣い)に違和感を感じない(感じても気にしない)状態を作り上げた。
そう言う性格だから、彼には幅広い人脈が形成されてるのかもね。

「……ほ、本体価格だけで13万〜15万(ゴールド)!!?? さ、流石に……厳しいなぁ。な、なぁピパン……か、母さんに相談したら……」
「即座に“ローリングソバット”と“カカト落とし”で瞬殺されます」

「だ〜よ〜ね〜!!」
“ローリングソバット”と“カカト落とし”が何なのか私は解らないが、大臣閣下の表情からは悔しさ……と言うより、残念さと恐怖の入り交じった顔が窺える。ごく一般家庭と同じな奥様(母親)が最高権力者であることが窺える(笑)

「あ、あのピピン閣下……こんな事で慰めになるか解りませんが、この魔道車(ミニ・ハンマー)は金を掛けてグレードアップさせる事のみに特化した魔道車(まどうしゃ)です。ご購入はお勧めしません」
「何だよ……買っておいて(自分の魔道車にしておいて)言うねぇ!?」

「そりゃぁ言いますよ社長。だって先程言った本体価格に通常のオプション装備にすれば、大体18万(ゴールド)くらいで(株)レックスのSUVが買えますが、そっちの方が高性能ですからね! ま、まぁ僕の(自分の(ミニ)(ハンマー))はもっとお金を費やしてるからぁ……市販品なんかよりも性能は上ですけどね!」

「じゃぁさぁ……今回の勝負であるザルツが買った魔道車(まどうしゃ)と、どっちが上なの?」
魔道車(まどうしゃ)の知識に乏しい、勝負の行方だけが気になってる()の問いかけ……

「う、上とかぁ……そ、そんなの……き、決められなくね?」
「そうかしら……私、昨日はその魔道車(まどうしゃ)でザルツと王都内を巡って楽しかったわよ。 し・か・も……昨晩はそんな流れで私達、大人への道を一歩進んだもの?」

「お、おい……ひ、他人(ひと)に言う事じゃぁ……」
「おぉ、遂にメリー(メリーアン)ちゃんも一歩踏み出したか!」
「はい。社長が事前に例の施設の場所を教えてくれてたからスムーズでした!」

さり気なく……はない流れだけど、私とザルツの進展をルディー君にも聞こえる様に報告。
横目で(ルディー君)の顔を確認……本当に嬉しそうに笑ってくれている。
良い奴なんだよ!

「(株)レックスの(ミニ)(ハンマー)じゃ、(株
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