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リュカ伝の外伝
投げキッスは決意表明!?
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大変心強いですが……」
「物理的にの排除は当然出来ないけども、精神的に邪魔させない様にすれば問題ないんだ。それよりも……お前等親子に言っておくよ」
流れで、あの厄介な母親の事を話してたリュカ様が、凄く真面目な表情になり俺と父さんに視線を向かわせる。

「あの母親も……あの祖父(ルドマン)も、ピパンとデイジーの恋仲には全然影響ないし、存在して我が儘を言ってきても何の問題も及ぼさない。一切気にしなくて良い! まぁ大人として好きな相手の家族って感じで接してれば問題ないよ」
まぁ当然だろう。リュカ様は何を気にしてるのだろうか?

「問題なのはルディーだ」
「……? えっ……ルディーさんですか!?」
(ルディーさん)は俺等の仲を進展させたいって言ってたけどなぁ?

「アイツは切れ者だ。気を抜くとこの国を侵食していく。勿論サラボナ通商連合と共に発展していく……もしくは共存共栄していくってのが基本方針だけど、可能であれば立場は自分が上に来る様な構図を考えてるだろうし、現在の友好的な関係を崩そうとは微塵も考えてない。まぁ現状は凄く良いバランスで各国が運営されているからな」
「そうですね……軍務大臣という立場からすると、かの国(サラボナ通商連合)の存在は補給面等で重要ですからね」

「うん。本当は全部内需で賄えれば最強なんだけど、これからの時代はグローバル化だから、そんなナンセンスな考え方は危険だよね」
「リュカ様が推し進めておりますからね」

現在のここ(スタジオ内)に、リュカ様とプーサン社長が別人である事を理解してない者は居ないけど、話題の内容の為プーサン社長を“リュカ様”と言う事に抵抗があったらしく、結構緊張しながら発言している父さん。

「だから気を付けてもらいたいんだ……僕が死んだ後の時代に付いてさ」
「……か、考えたくはありませんが、この国に限らず王様とかは不死じゃぁ無いですからねその点は留意して歴史の動きを感じなければ……」

「でも……この会話の流れからすると、ルディーさんって要警戒人物なんですか?」
「アイツ……本当に大物になるよ! 僕の希望としては、ピパンにはデイジー(アイツの妹)をガッチリと確保しておいてもらって、お前はあの家庭(ルドマン家)の養子には入らずに、グランバニア人として少しでも高い地位の軍の要職へと上り詰めてもらいたいんだ。最高なのはお前(ピパン)が軍務大臣になる事だけどね」

「が、頑張ります……」
「あぁ……そんなに力むなよ。別にプレッシャーを掛けたいワケじゃ無いんだから。軍務大臣なんて、その時の王様が最も信頼している様な奴がやるモノなんだから、お前ならティミーの信頼を既に得ているし、問題は無いって(笑)」
剣術の腕前だけでは大臣になるには足らないからなぁ……

「ま
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