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リュカ伝の外伝
投げキッスは決意表明!?
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か)堂々としてれば体裁も取れるのに、見えもしない母さんの影に恐れて若い美女からの冗談でしか無いアタックにたじろぐ父さん。ここだけは反面教師だな。

「あら失礼……でも息子さんだって男ですもの。解って下さるわ。ねぇ……ピパン君?」
「さぁ……そう言われましても、俺って恋愛においては一筋な男ですからねぇ……父さんの様に浮気して愛人を作るって発想が……もう全然湧いてこないや!(笑)」

「や、止めろよぅ! と、父さんだって母さん(ドリス)一筋だぞぅ!」
「えぇ! そうだという事は知ってますし、現に今ちゃんと証明してもらってますよ……チュッ?……ってね!(大笑)」

ワザとな父さんの情けない姿に、俺もアーノさんの様に投げキッスで返答してやった。
そんなタイミングで……
「ピパンはデイジー一筋だもんな(笑)」
と、スタジオの入り口から社長が奥様と入ってきて爆弾発言!

「デ、デイジーって誰だ!? お、俺は聞いてないぞ、ピパン!?」
「な、何で知ってるんですかリュカ様!?」
思わず“社長”と言うのを忘れてしまう!

勿論プーサン社長は許してくれているが、そんな事より何で既にリュカ様が知っているんだ!?
「しゃ、社長……何で知ってるんですか!? ってか、俺等まだ正式にお付き合いしてるってワケじゃぁ無いですし……って言うか、本当に何で既に知ってんですかぁ!!」

「あのなぁ……デイジーが誰なのか考えてみれば、僕の耳にどの位のスピードで情報が入ってくるなんて、考えるまでも無いだろ(笑)」
「そ、そう言われれば……そうなんでしょうけど……ですが酷いですよ! 親には当人を目の前にして紹介したかったですし、先程も言いましたが俺はまだ正式に告白をしてない上、当然その返答も貰ってないんですから、既成事実だけが一人歩きしてるじゃないですか! 困りますよ!!」

「悪かったって……でもピピンも既に対面してたし、別に良いかなって思っちゃった(テヘペロ)」
「もぉ〜う……勘弁して下さいよぉ!」
一応父さんの顔色を伺いながらプーサン社長に苦言を……

「も、もしかして……俺が出会っているデイジーって……サ、サラボナの……??」
「そうだよピピン。()げー美人だったろ? あれだけの美少女なんだから、父親として息子の彼女には申し分ないだろう」

「それは……そうですけど……付き合うにあたり俺は彼氏側の親として、彼女側の親(母親)と渡り合える自身が無いですよ」
「あの女と渡り合える自身を持ってる奴なんて居ないよ……大丈夫。気になる点はアイツ(デボラ)の我が儘だけだろ? 無視して良いよ……出来なきゃ僕に言って。僕も二人(ピパンとデイジー)を応援してるんだから、その邪魔を排除する事に(やぶさ)かじゃぁ無いよ」

「そ、それは
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