暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
相手を滅ぼす事の意味
[1/4]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「♪ゾー(マ)さん、ゾー(マ)さん、お〜鼻が長いのね、で〜もね、○○○は、短いのよ〜♪」
オルテガさんと合流した付近の袋小路で、一晩をマッタリ過ごしリフレッシュした私達は、お父さんのふざけた歌と共に最深部を突き進みます。
………にしても、酷い歌だ!
「え、リュカちん?…ゾーマの○○○を見た事あんの?」
「ある訳無いじゃんそんな物!でも性格が悪そうだから…きっと短くて被ってて早いよ!しかも未使用だと思うね僕は…」
「なるほど…でも、もしかしたら俺等みたいなイケメン好きかもしれないぞ…しかも受け!だから未使用な
粗品
(
ソチン
)
でも問題なかったのかも………俺等、行かないほうが良くね?」
どういう思考回路だ!?
おかしいな…私でも分かるくらい邪悪な気配が充満してるのに、奴等は全然気にする様子がない…
大魔王との戦いはまだ先かな?
「リュカさん、オルテガさん…大魔王ゾーマが美女かもしれないという選択肢は無いのですか?」
この雰囲気に飲まれた私の彼氏が、楽しそうに馬鹿な事を言い出した。
ソンなワケねーだろ!
「何言ってんだよウルフ…声だけなら以前に聞いた事があるだろ!野太い濁声のオッサンボイスだったじゃん!」
「でも声だけですよ…姿は見た事無いのですから、選択肢を減らすのはどうかと…」
何だ選択肢って…?
「そうだぜリュカちん!大魔王…と名乗っている程の奴だ。声だけは迫力を付けておいて、実際は美少女かもしれないぞ!ワザとボイスチェンジさせてるのかもしれないぞ!!」
どんな世界に、美少女がラスボスの冒険ファンタジーがあるんだよ!?
「う〜む…言われてみればそんな気が……………こうしちゃいられない!早く美少女ゾーマちゃんに逢わないと!…さぁみんな、スピードアップだ!」
「おー!」
そして変な結論に達した勇者の父親は、真っ暗な中を急いで進んでいく…
まぁ、あの二人ならそこら辺のザコ(ラストダンジョンのモンスターでも、あの二人にかかれば
小者
(
ザコ
)
だ!)に負けるはずないし、私達の為に露払いをしてくれれば助かる。
いっそのことゾーマも倒しちゃえばいいのに!
「あれ?父さん…お義父さん…どうしたんですか、そんな所に佇んで。美少女ゾーマちゃんは居なかったんですか?」
暗闇を前に呆然と立ち尽くす2人を見て、嫌味っぽく何もしていない事を指摘する
息子
(
むすこ
)
で
義息
(
ムスコ
)
。
「いやね…真っ暗で進めなくなっちゃてさ…ゾーマちゃんは恥ずかしがり屋なのかな?」
「…そうかもしれないですね」
きっと『絶対違うよ馬鹿!』って言いたいんだろうけど、言ったら面倒な事になると思い言わないんだろうと思う。
正しい判断だ。
「リュカ殿…ここはレミーラで明るくしてみてはどうですか?」
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ