暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百五十二話 テキサス州を統一してその六

[8]前話 [2]次話
「抵抗しても無駄だとね」
「勝てない」
「こちらはそれだけ強い」
「その力を見せることもですね」
「戦略の一つでね」
 そうであってというのだ。
「それが上手くいったわね」
「左様ですね」
「我が軍の強さを見せることが出来ました」
「今日の戦で」
「それが出来ました」
「戦って決める風潮がある世界でも」
 この世界はというのだ、そしてテキサス州はその風潮が強い地域であるのだ。
「流石に圧倒的な強さの相手に挑むか」
「勝てる筈がない」
「そうした戦をするか」
「やはり避けますね」
「そして負けてもね」 
 そうして降ってもというのだ。
「何もせえへんのよ」
「仲間とする」
「自らの勢力に加える」
「待遇はそのままで」
「そやったらね」 
 それならというのだ。
「もうね」
「戦わずして降りますね」
「大抵の街や村はそうしますね」
「やはりそうしますね」
「そうよ、ただ一度戦わないと納得しない人は」
 そうした街や村はというと。
「やっぱりね」
「降りませんね」
「そして戦いますね」
「そうします」
「そうした街や村は攻めるわ」
 そうするというのだ。
「けれどごく僅かでしょうし」
「そうした時は戦う」
「その様にしてですね」
「降しますね」
「そうするわ、そしてね」
 デリーロはさらに話した。
「テキサス州を統一するわよ」
「わかりました」
「それではその様にしていきましょう」
「これからも」
「ええ、あと城門や城壁は壊したけれど」
 戦の際にとだ、デリーロは戦のことも話した。
「ちゃんと修復するわよ」
「元通りにしますね」
「戦の傷はなおしますね」
「そうしますね」
「戦の後はね」
 それはというのだ。
「ちゃんとなおして」
「そうしてですね」
「元通りにして」
「市民にはこれまで通りの暮らしを送ってもらいますね」
「そうしてもらうわ、戦が終われば元に戻す」
 その傷をなおしてというのだ。
「そうしていくわよ」
「わかりました」
「ではそうしていきましょう」
「これからも」 
 将軍達もそれではと頷いた、そうしてだった。
 デリーロはテキサス州の統一を進めていった、その中で戦になれば事前に情報収集を徹底させてもいたが。
 その中でだ、自身もだった。
 鷹の衣で飛ぶだけでなく変身もし敵陣に入ることもし。
 またセブンリーグブーツで音よりも速く動いた、そうして情報収集を行ったがそれは民政にも用い。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ