第十九話 最初の決戦その十二
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「本当にな」
「うん、それなくしてね」
風花は兄に続いた。
「忍者ってないからね」
「じっちゃんなんかな」
「もう何につけてもだったよね」
「一に修行二に修行でな」
「三も四も修行でね」
「五も修行だったよ」
「全部修行でござるな」
空蝉丸はここまで聞いて二人に言った。
「それでは」
「ああ、そうだったよ」
「お祖父ちゃんはね」
「もう成仏したけどな」
「本当にそれなかりだったのよ」
兄妹で空蝉丸に応えた。
「俺達六人な」
「物凄い修行したわ」
「今じゃそれが身に着いてな」
「毎日自然にやっているわ」
「日課になってます」
松尾はこう言った。
「僕達は」
「そこまでいくと本物だね」
有働は松尾の今の話に笑って述べた。
「日課にまでなったら」
「修行がですね」
「うん、本当にね」
「そう言われると嬉しいですね」
「そうだよね、僕もそんなこと言われると嬉しいよ」
有働は松尾にここでも笑って話した。
「本当にね」
「そうですよね」
「それじゃあ戻ったら」
「修行ですね」
「訓練って言ってもいいね」
「そうですね」
「そう、訓練でも修行でも」
立風舘も言った。
「鍛えてこそだよ」
「強くなるな」
「そうだよね」
「その通りだ」
加藤は確かな声で答えた。
「その分な」
「それじゃあね」
「また奴等と戦うことになる」
加藤は今度は強い声で言った。
「だからだ」
「修行で強くなって」
「あいつ等と戦うことだ」
「連携のことも修行しておくか」
ヨーグルトは少し考えてから言ってきた。
「それぞれな」
「そうですね、今以上にです」
百地はヨーグルトのその言葉に頷いて話した。
「それぞれの戦隊での連携を強める必要があります」
「そうだな」
「今も充分出来ていると思いますが」
「今以上にな」
「出来ます、そして出来れば」
そうなればというのだ。
「今以上にです」
「俺達は強くなれる」
「それぞれのチームの連携も」
それもというのだ。
「まことにです」
「重要だ」
「そうなんですよね」
まさにとだ、タキガワはしきりに頷きつつ述べた。
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