第十九話 最初の決戦その十一
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「今回以上に激しい戦いになることもあり得る」
「今回以上にか」
「覚悟しておくことだ」
「今以上になんてな」
ガルは鳳の話を聞いて腕を組んで言った。
「洒落になってねえな」
「そうだな、しかしだ」
チャンプはガルに彼の横から話した。
「それでも次もだ」
「勝たないといけないよな」
「ドクターマンの知力と技術を考えるとな」
「連中の手に渡ったらまずいな」
「例え本人その気はなくともだ」
ドクターマンにというのだ。
「あくまでそれはだ」
「今のところだよな」
「そうだ、だからだ」
「何としてもな」
「ジャークマター達の方に行かせてはいけない」
「そうなんだよね」
スパーダがその通りだと言ってきた。
「本当に」
「だからだよな」
「今回以上に激しい戦いになっても」
「勝たないといけないよな」
「そうだよ」
ガルにその通りだと答えた。
「何があってもね」
「薄氷の勝利だったわ」
ハミィも本音を話した。
「これで今以上に激しかったら」
「どうなるか」
バランスも言った。
「わからないですね」
「そうよね」
「この状況をどうすべきか」
「それが問題ね」
「さて、そうすべきか」
「それなら簡単だ」
スティンガーはこう言って来た。
「訓練でだ」
「強くなるの」
「そうなればいいですか」
「そうだ」
ハミィとバランスに答えた。
「今でぎりぎりならな」
「訓練で強くなって」
「勝てる様になりますか」
「そうすればいい」
「そうなのね」
「では私達も」
「あらためてな」
スティンガーはさらに言った。
「訓練だ」
「訓練は常だな」
ナーガも言った。
「それを怠るとな」
「やっぱり駄目だよね」
佐久間が応えた。
「強くならないよね」
「そうだな、だが訓練をすれば」
「するだけ強くなるよ」
「間違いなくな」
「じゃあ僕達も」
「次遅れを取りたくないならな」
敗れたくないならというのだ。
「何と言ってもだ」
「訓練だね」
「皆でしよう」
「そうしようね」
「修行は絶対だよな」
伊賀崎も言って来た。
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