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スーパー戦隊超決戦
第十九話 最初の決戦その七

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「来てもらったんだ、君達がここに予備戦力を投入したら」
「間違ってもあっちには戦力を振り向けないからな」
「最初からないってわかっていたけれどね」
「約束だからな、しかしだな」
「完全にそうする可能性がなくなったからね」
 だからだというのだ。
「もうゼンカイジャーの皆に来てもらっても問題ないし」
「それでだな」
「そうだよ」
 まさにというのだ。
「来てもらったんだよ」
「そして戦ってもらってるな」
「うん、これでどうかな」
「最後まで戦うさ、しかしな」
「負けたらだね」
「認めるからな」
 敗北をというのだ。
「安心しな」
「それじゃあね」
「ああ、戦うな」
 こう話してだった。
 双方戦い抜いた、戦隊側の陣形は一点集中攻撃でも崩れずそのうえで守りきっていた、対するそれぞれの組織は攻め続けるが。
「負傷した兵が増えてきたね」
「そうだな」 
 シードンはヨドンナの言葉に忌々し気に頷いた。
「ここにきてな」
「もう半分程がね」
「動けなくなっている」
「どうしたものかな」
「このままではだ」
 シードンはさらに言った。
「我々がだ」
「負けるね」
「もう予備戦力はない」
「全部出したしね」
「それでこの有様だとな」
「勝ち目はないかな」
「我等はダメージを受けていないがな」
「今のところだよ」
 ヨドンナは鞭を手に言った。
「あくまでね」
「そうだな」
「やっぱり強いよ」
「戦隊の連中はな」
「僕達で互角だしね」
「そうだからな」 
 そうした状況だからだというのだ。
「兵達だとな」
「そうそう戦えないのも道理だね」
「数で戦わないとな」
「そうだね」
「ああ、これはだ」
 ゼットが二人のところに来て言ってきた、機械の身体で表情はわからないが声には無念さが出ていた。
「もうな」
「無理かな」
「このままだと負ける」
 こうヨドンナに話した。
「そしてそれを覆す戦力な」
「ないね」
「予備戦力を全部投入してな」
 そうしてというのだ。
「この有様だからな」
「それでだね」
「ああ」
 まことにというのだ。
「もうな」
「認めるしかないね」
「そうだ、おい皆いいか」
 ヨドンナに頷いてから他の仲間達に話した。
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