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スーパー戦隊超決戦
第十九話 最初の決戦その五

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「それならな」
「ここはですね」
「そうして攻めてな」
「勝ちましょう」
「俺も出来たらな」 
 ゼットはこうも言った。
「参加してえがな」
「ですが陛下は」
「ああ、今は全体の指揮を執ってるからな」
「それで、ですね」
「下手に戦闘に参加出来ねえ」
「そのことは仕方ないですね」
「戦闘に参加するとな」
 そうすればというと。
「全体の指揮なんてな」
「出来ません」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「俺もな」
「今は、ですね」
「戦闘にはな」
「では皆さんを信じましょう」
 グリッタはそれならと話した。
「そうしてです」
「俺は指揮に徹するんだな」
「そうです、人を信じることも重要ですね」
「ああ、性格なり能力なりな」
「ですから」
 それでというのだ。
「今はです」
「皆を信じてだな」
「ゼット様は指揮に専念され」
「皆が勝てる様にすることだな」
「そうしましょう」
「それがいいな、信じてこそな」
 ゼットはグリッタの提案に頷きつつ言った。
「満足に戦えるな」
「左様ですね」
「ああ、だからな」
 それでというのだ。
「俺は今はだ」
「指揮に専念されて」
「そうしてな」
「戦隊と戦って」
「勝つ、じゃあな」
「はい、お願いします」
「このままだ」
 ゼットは早速指揮にあたった、即座にだった。
 予備戦力を全て投入し半月型に陣形を組む戦隊の一点を集中攻撃にかかった、それを受けてだった。
 戦隊側は苦境に陥った、その攻撃されている場所に戦力を向けようにも。
「無理だ」
「ああ、とてもな」
 ルパンレッドとルパンブルーが忌々し気に話した。
「そこまで戦力を回せない」
「目の前の敵を倒すだけで精一杯だ」
「だからな」
「このままでは突破される」
「そして陣を寸断されかねないぞ」
「いや、手はあるよ」
 ここでキュウレンバイオレットが言ってきた。
「僕ちん達にはね」
「まさか」
「あいつ等を呼ぶのか」
「そうだよ」
 その通りという返事だった。
「だって敵は今予備戦力まで投入してね」
「残った戦力はなくて」
 ルパンイエローも言ってきた。
「お店の方にも回せない」
「だからね」
 それでというのだ。
「彼等にも来てもらうよ」
「思い切ったわね」
「思い切ったことをしないと駄目な時もあるからね」
「そしてそれが今ね」
「そうだよ」
 まさにというのだ。
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