第十九話 最初の決戦その四
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「水面を歩けでもしないとな」
「敵も考えたものですね」
グリッタが見てもだった。
「私もどうもです」
「攻め方がわからないか」
「今の彼等に対しては」
「空から攻めるか」
ギルはふと考えて言った、仲間達と共にそれぞれの組織の部隊を率いる中で彼はザンギャックの部隊を率いている。
「そうするか」
「空からですか」
「そうだ、飛べる装置を背負ってな」
こう言うのだった。
「ここは」
「あの、それをしましても」
すぐにナリアが言ってきた。
「敵は空を飛べる者もいます」
「ジュウオウイーグルか」
「他にも」
「そうだったな、バドもいる」
彼も見て言った。
「他にもな」
「そうですね」
「それに考えてみればだ」
ギルは実際に考えつつ話した。
「そうした装置は高価でだ」
「数も少ないですね」
「多少空を飛べる者を出してもな」
そうしてもというのだ。
「返り討ちに遭うな」
「そうなって終わりですね」
「ではこのままだな」
「戦うしかありません」
「それでだ」
ゼットが前線に来た、そのうえで言ってきた。
「一つ考えた出たんだが」
「どういったものですか?」
「一つの場所に戦力、予備の連中を総動員してな」
グリッタに応えて話した。
「突っ込ませるんだよ」
「一点集中ですか」
「あ、それで連中の陣に穴を空けてな」
「そこからですね」
「攻めるんだよ、それだけでなくな」
グリッタにさらに話した。
「海まで進んで敵の陣形を分断するんだ」
「そして分断して」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「最初に話した通りにな」
「各個撃破ですか」
「それに移ろうな」
「分断した敵を包囲して」
「一人ずつな」
「倒していきますね」
「それでどうだ、それで突撃する戦力にな」
その彼等にはというと。
「俺達もな」
「参加しますか」
「それこそな」
まさにというのだ。
「俺達の一番強い連中を入れてだ」
「そうしてですね」
「攻めるんだ、どうだ」
「よいかと」
即座にだ、グリッタは答えた。
「今の彼等を倒すにはです」
「思い切ったことをしねえとな」
「勝てないですね」
「やっぱり強い」
戦隊の者達を認めて言った。
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