一話
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[9]前 最初
ば敵ではなくただの食料だ。普段なら躊躇いもなく襲い掛かるビーストマン達だが、目の前の人間に本能的な恐怖を感じ動けずにいた。
「来ねェならこっちからいくぜ…“縮地”」
何かを呟いたかと思った次の瞬間、ビーストマン達は目の前の敵≠見失い、戦いとすら言えない一方的な殺戮が始まった。
この戦争を機に竜王国の戦況は優勢となり、かつての領地を取り戻すまで戦線を戻す事となる。
一月足らずで3万を優に越すビーストマンを屠ったバルブロは近隣諸国から戦神と謳われる様になる。また、現人神であるとして一部の地域では信仰の対象になるまでになった。
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年齢不詳、とある宰相
『バルブロ殿より強い人間はこの世にいないでしょう。』
『腕の一振りで2桁に及ぶ程のビーストマンが絶命していたと報告を受けました。今まで苦しめられていただけに胸がすく思いがしましたな。』
『確かに同じ芸当が出来る戦士は他にもいるかも知れません。しかし…私には彼が誰かに負けている姿が到底想像できないのですよ』
30歳、竜王国兵士
『巷では現人神だの戦神だの言われてますがね』
『戦いを見た人間は1人残らず鬼神と呼ぶ事になるでしょうね』
『何故かって?背中にハッキリ見えるからですよ。鬼≠ェ』
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