第95話 幸せな夢の中で
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った。
「コンビクラフト!『獅子・炎撃殺』!!」
私の放った一撃が炎の獅子と変化して魔獣を飲み込んだ、そして小型の魔獣たちもろとも魔獣を焼き尽くした。
「ふう……終わったな」
「やったな、ラウラ」
「ああ、私達の勝ちだ」
私は勝利を確信して安堵の息を吐く、そしてリィンとハイタッチをして勝利を分かち合った。
「やったわね、リィン君!ラウラ!」
「良い所を取られてしまったね」
そこにエステルとオリビエ殿が来て労いの言葉をかけてくれた。
「でもどうして魔獣が現れたのかしら?執行者の姿は見えないのに……」
「……いいえ、直ぐ近くにいるわ」
エステルの呟きにシェラザード殿がそう答えた。彼女は何かに気が付いたのか?
「シェラ姉?」
「いるんでしょ?そろそろかくれんぼは止めて姿を見せなさい……姉さん!」
『……ふふっ、気づいていたのね』
シェラザード殿の叫びと共に大木近くに霧が集まっていく、そして霧が人の形になるとそこから黒い着物を着た女性が姿を現した。
「はじめまして、私はルシオラ。よく来たわね、遊撃士たち」
遂に執行者が姿を現したか、私は大剣を構えて警戒するのだった。
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