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ポケットモンスター対RPG
第10話:時は巨乳男の娘に試練と成長を与えた。
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「何故だあぁーーーーー!?」
「アム……なんて事を……」
そして……アムに投げ捨てられたスカルオクトパスは地上に戻る事無く星となった。
怒りに任せてスカルオクトパスを倒してしまったアムを心配するグートミューティヒ。
「……本当に……これで良かったのか?」
「何がよ?」
「決まってるだろ……アイツをやっつけたのがお前だなんて……」
「だってムカついたんだよ」
今のアムは気に入らないスカルオクトパスを倒してスッキリしているが、考えてみればアムの今後が怖いのだ。
「……お前……魔王軍を裏切った事になるんだぞ?」
グートミューティヒの言い分の意味が解らず首を傾げるアム。
「何で私が魔王軍を裏切った事になるのよ!」
グートミューティヒは軽く混乱した。
「いや、何でって……アイツは毒を武器にするモンスターだろ?」
「そうよ。で?」
「毒を武器にするモンスターにとって解毒剤であるアンチドーテの生産量は死活問題」
「だから何よ?……あれ?」
やっと事の大きさに気付き始めて少しずつ蒼褪めるアム。
「で!あの大蛸はアンチドーテの材料を大量に入手できるこの穴場を占拠した。それを君は―――」
ここでアムが逆ギレする。
「今更そんな事言われても、もう遅いわよ!」
呆れるグートミューティヒ。
「だから君は慌ててるんじゃないか」
グートミューティヒの正論に対して何も言えないアム。
「そ……それは……そうだけど……」
頭を抱えるグートミューティヒ。
「……やっぱり……感情のみで判断するのはリスクが大きいな?」

で、困り果てたアムが出した答えは、
「で……何時まで付いて来る気だよ?」
「あんたの隙を見つけるまでよ。精々気を緩めない事ね」
結局、アムはいつも通りグートミューティヒに付き纏うのであった。
「このツンデレめぇ……」


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