お金に罪は無い!
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ン店『スマキヤ』って店だ。
この店を選んだ理由は……値段だ。
空腹を満たすのが目的だから、安ければ何処でも良い。
もう既に時は21時を指しており、22時頃がラストオーダーのこの店も、そんなに混雑はして無かった。
早々に座れて、即座に食べれて、速攻で店を出れた私等は再度彼の魔道車に乗って自宅方面へと……
別に今まで互いの部屋で寝泊まりした事は何度もあったワケだし、私の親もそれは解っていてザルツと一緒だったら何も気にしないから、今日は彼の部屋で寝ようと思ってたけど、寧ろ今日の方がダメって事で、私達は互いの家に帰る事と決定する。
明日は日曜日なのだから今からの夜更かし(H+Hなオールでも!)子供じゃぁ無いんだからねぇ!
「さ、流石に家族に声が!!」
しかし真面目男ザルツちゃんからのお応え。
しかも明日はルディー君と互いの車を見せ合う約束をしているそうだ。
アイツの魔道車かぁ……
サラボナ通商連合のルドマン最高商評議会議長の孫だから、金だけは持ち合わせがあるらしい。気になるわぁ……
「アイツ……何時も自分で言ってるけど、お金だけは持ってるみたいだからね。どんな魔道車なんだろう? 私も行って良い?」
「駄目なワケないだろ。明日は一緒にGEOのビルへ互いの車で集合なんだ。私はその事も楽しみにしているんだよ」
「……? 何か楽しみがある?」
「えっ……!? だってプリ・ピーが練習したりしてる所属事務所の建物に入れるんだよ! た、楽しみじゃないかい!?」
「あっ……成る程ね!」
「ま、まぁ君最近何度か訪来しているんだったね……」
「し、仕事帰りに偶然プーサン社長や、その奥様に出会った事があってからね」
「う、羨ましいよ……」
「でもそんな些細な理由を使って、プリ・ピーやGEOの社員さん等に迷惑は掛けられないでしょ」
「それは……そうだね」
「ルディー君みたいに自由奔放な性格でも無い限り、そんなに頻繁にGEOに出入りは出来ないし、彼氏だからって私もアナタを連れては行けないわ」
「それも……確かに!」
「……でも、そう考えると、ルディー君って凄いわね」
「何がだい?」
プーサン社長と自身の家庭の事は秘密にしなきゃならないのに、気にもせず(気にしてはいるのかしら?)プーサン社長の下に遊びに行っている。
でも二人の正体を知らないザルツに言うワケにもいかないわねぇ……しまったわ。
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