暁 〜小説投稿サイト〜
リュカ伝の外伝
まず見せる事からが重要
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いてくるのを……メリー(彼女)は“ほうれん草カレー”と言う品に更なる野菜(ジャガイモ・ニンジン・タマネギ・インゲン等)をトッピングとして追加したカレーを注文。

全然お肉が無いので、物足りなくないのかを訊いた。
すると「いやぁ……ザルツの肉を今夜ゲットしようと考えてるから、そんなに欲張っては申し訳ないと思いましてぇ(笑)」と、イマイチ解らない事を言われる。

私の頼んだトッピングのコロッケは“ジャガイモコロッケ”だし、“ビーフカレー”だとしても、分ける程ビーフが入ってるとは思えない。
メリー(彼女)独特のユーモアなのかもしれないが、今日(と言うか最近)は本当に理解不能な事を沢山言ってくる。

彼女(メリー)の職場の影響でか、最近知り合ったGEO(グランバニア・エンターテインメント・オフィス)の社長と、仕事終わり等に遭遇する事が多くなったらしい。
その影響で、メリー(彼女)だけがGEO(グランバニア・エンターテインメント・オフィス)の事務所に遊びに行く事が増えてるのだが……

その事が最近のメリー(彼女)の言動に多分に影響されていると思われる。
あそこの社長は凄い人物である事は私も認めるが、女性贔屓(所謂女好き)で在る事を認識させられる。それが駄目な方向に作用して、最近のメリー(彼女)の言動に繋がっていなければ良いのだが……

私はメリー(彼女)を信じているが、如何しても不安になってしまう。
今度ルディー君に相談してみようかな……
彼は友達が多いから、我が国(グランバニア)でも彼の故郷(サラボナ)でも、そういったお付き合いをした経験が豊富そうだ。



些細ではあるが不安を残しつつも、彼女(メリー)と楽しくランチを終える。
一旦車内に置いてきたカメラを取りに自身がAstler(アスラー)を駐めたスペースへと戻る。
隣に停車されていた高級魔道車(こうきゅうしゃ)(ミニ)(ハンマー)は既に移動しており、私のAstler(アスラー)だけがそこに佇んでいる。

そりゃぁ永遠に駐まってるワケも無いのだから当然なのだ。
でも失敗した……
あんな高級魔道車(こうきゅうしゃ)はそうそうに巡り会えないワケだし、写真の一枚でも撮っておけば良かった。

とは言え後の祭り……
気分を取り直して当初よりの計画を!
まぁ自身の魔道車(まどうしゃ)の写真を撮るってだけですけどね。

冬の中央公園を背景に、自慢の新車であるマイカー(我魔道車)の写真を……
最近何故だか色っぽ可愛いメリー(彼女)と一緒に!
本心を言うともっと噴水に近付けての撮影をしたかったのだが、当然と言えば当然の如く……公園内(この中央公園。他の公園は解らない。各々違うのかな?)には進入禁止となっているので、
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