第37話
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も珍しいな。どうした、なんか依頼があれば一区切りついたし相談に乗るぜ?」
「フッ、話が早くて助かる――――といっても俺からの依頼じゃない。ちょっとしたツテから”裏解決屋(お前たち)”への仲介を頼まれてな。事務所の端末番号を教えた。受けるかどうかは話して決めてくれ。」
「ハン…………?まあいい、了解だ。」
「ゴシップ記者兼情報屋だったか?俺様ほどじゃねえがイケメンだな。どこぞのオッサンとは違って。」
ヴァンがディンゴとの通信を終えるとアーロンはディンゴに関する感想を口にした。
「このガキ…………表に出るか?」
(わたしはヴァンさんも”いけめん”だと思いますけど。)
(ふふっ、ヴァンさんが聞いたら泣いて喜んじゃうかもです。)
ヴァンがアーロンを睨んでいる中、小声で呟いたフェリの言葉にアニエスは微笑みながら同意した。するとその時事務所の端末に通信が来た。
「っと、早速来たか。」
そしてヴァン達は事務所の端末での通信を始めた。
「あー…………よかった、繋がったみたいですね。」
「え……」
「なに……!?」
「こ、この方って…………」
「おいおい、驚いたな――――――」
端末に映った人物を目にした助手たちがそれぞれ驚いている中ヴァンは目を丸くして呟いた。端末に映った人物とは、なんと人気女優の一人であり、記念公園で出会ったニナ・フェンリィであった。
「ふふ、昼間見なかった方もいらっしゃるみたいですね。――――――ディンゴさんに紹介して頂いた、依頼人のニナ・フェンリィです。」
そしてヴァン達はニナから依頼についての詳しい話を聞き始めた――――――
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