第37話
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
け少年。…………そうか、この前の大遅刻の件についてだな?”実家”からの呼び出しもあっていよいよ心配になっちまったわけか。」
一方ヴァンはアルベールの行動に察しがつくとアルベールに確認した。
「っ…………ど、どうして…………」
「ま、聞いてりゃ誰でもわかるわな。ピュアだねぇ〜、学生クンは。」
「ふふ、親切な人ですね。」
「ゆ、友人を心配して何が悪い!?そもそも彼女を軽々しく雇うなんてのが間違ってるんだ!そんな所でバイトしているなんて知られたらお父上の名前に――――――」
アーロンにからかわれ、フェリに微笑ましそうに見つめられたアルベールは反論した後真剣な表情を浮かべてあることを口にしようとしたが
「―――――アルベール君っ…………!」
「…………すまない、だけど僕は…………!」
アニエスが声をあげると我に返ってアニエスに謝罪した後、複雑そうな表情であることを口にしようとした。
(ハン……?)
(…………”お父上”…………?)
(……………………)
一方アルベールのある言葉が気になったアーロンが眉を顰め、フェリが首を傾げている中、ヴァンは目を伏せて黙り込んでいた。
「あーっ、やっぱりここに来てた!もー、アルベールはすぐ先走るんだから〜!」
「うふふ、らしいけどね。」
するとその時別の女子の声が聞こえるとアルベールと同じおさげ髪の女子生徒が呆れた表情でアルベールに指摘し、隣にいたレンは静かな笑みを浮かべて呟いた。
「!」
「オ、オデットに…………ヘイワーズ先輩!?それにレジーニアさんとアンリエットさんも…………」
「あ、またお友達ですねっ………って、ええっ!?て、天使様!?それに隣にいるのは…………」
「ハン、次から次へと。…………しっかし、まさか”天使の学生”までいやがるとはな。」
レンと女子生徒――――――オデットの背後にいるレジーニアとアンリエットに気づいたヴァンは目を見開き、アニエスは驚き、フェリはレジーニアに気づくと驚きの表情を声を上げた後アンリエットに気づくと真剣な表情を浮かべ、アーロンは呆れた表情で呟いた後興味ありげな様子でレジーニアを見つめた。
「オデット、先輩やレジーニアさん、アンリエットさんまでどうして…………」
一方アルベールは複雑そうな表情でオデット達に訊ねた。
「ダメじゃない、見守ってあげよってちゃんと話したでしょ?まったくアニエスのことになるとすーぐ周りが見えなくなるんだから。」
「フム、これこそが”恋は盲目”というものなんだろうね。」
(あ、あのレジーニアさん。そういうことはせめて本人さんがいない所で言ってあげた方が…………)
「ばっ、ちがっ、僕は別に…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ