絆が結ぶ真の英雄
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ゴオォォォオォォォオォォォ
戦場と化す居住区でユースティティアドーパントと対峙するマリアたち、変身を解いたユースティティアの正体に愕然とするマリアたちは静かに立ち上がる。
調「やっぱり……生きていたんだ……私の予感は……正しかった……」
切歌「何故、ドーパントの力を……」
ウェルは全員を凝視すると口を開く。
ウェル「ええ、僕はあの時死んだ。死んだはずだった。死ぬ運命だった。だが、未来が変わったんですよ」
マリア「未来……」
ウェルはユースティティアメモリを見つめる。
ウェル「死ぬ間際のあの時、僕はとある列車とそのオーナーに命を救われた。絶望の中に居た僕は彼に救われた。彼は言った。望みを言えば何でも叶えると。望みこそを生きる糧にし望みこそを絶対とする彼の様な怪人は僕にそう言ってくれた。だからこそ僕は彼の可能性を信じ、望んだ。
生きたい、生きて自分の理想を叶えて最後は誰かの記憶に残りたいと。
そして僕はこうして今を生きることが出来た。その後、僕は彼と共に次元とその未来を彷徨い続けた。ありとあらゆる興味深い別次元の技術、それは僕にとっても興味深く尚且つありとあらゆる可能性を秘めていた。そんな中、僕は自分に宿ったネフィリムの一部を摘出し、ガイアドライバーを独自に作り上げた。だが、それを起動するには絶対的な大きな力が必要だった。そして地球の記憶を基にある一つの絶対的に揺るがない大きな力に辿り着いた。
それがユースティティアと言う記憶だった。だが、大きすぎる力は手に入れるのは容易ではなく、生み出すのも簡単ではなかった」
そしてウェルは上の白衣を脱ぐと身体を見せつける。
AST「!!!!」
その身体には見るに堪えないほどに筋肉が変形し、身体の血管が黒ずんでいた。
ウェル「大きすぎる力は人間の身体には手に余る、何度もメモリを生み出しては自分に直押しし、自らが痛みと細胞の変化、そして人でなくなるほどの自我の浸食を何度も経験しながら身体を力に順応させ、最大限のフルパワーでネフィリムドライバーを使うべく僕は犠牲と代償を払い続けた。
そしてある時にこの旧世界の巨大組織に襲撃をかけた。そこで初めて僕はユースティティアドーパントを完全な形で誕生させた。圧倒的な力と何者にも屈しない力で組織から次世代型のガイアメモリの強奪に成功した。そしてこの力でデウスエクスマキナインダストリーからアーマードダークネスの強奪にも成功した。その過程で出会った二ベルコルに改造を施し、仲間に引き入れましたが彼女については僕も残念です。
だが、これは始まりに過ぎない。僕は彼の先兵として今ここにいる。たとえ、相手がかつての戦友であろうとも……
僕は僕の英雄としての正義を貫く」
ウェルはそう言うとネフィリムドライ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ