分不相応な物は欲しがらない!
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断られる事無く、建設途中のスタジアムを背景にマイカーを停車させ、彼女を前方のボンネットに座らせて撮影。
ただこれだけの写真……
何気ない写真のはずなのに、何度も取り直しをする事となった。
と言うのも、ボンネットに座らせた彼女の下着が、如何言うワケか見せてしまい……その都度リテイクになっていたのだ。
思わず
「如何した……股(股関節)が緩いのか? パンツまで写っちゃってるんだよ」
と指摘する事に……
すると彼女も
「ごめ〜ん! 次は注意するから。見えちゃった写真は誰にも見せないでね」
とようやく成功する。
自分の彼女の下着が見える写真(絵も含めて)他人(特に男)に見せたくは無いけど、何枚か良い構図で写れた写真もあるから、削除するのは勿体ないんだよなぁ……
(グランバニア王都:港地区)
本当はここより東の“北東地区”にある海水浴場でマイカーを撮影したかったのだが、よくよく考えたら海水浴場での最も見栄えが良い撮影スポットって、それこそ海水が打ち寄せる波打ち際……所謂“渚”と呼ばれる場所である事に思いが到達する。
私の魔道車はAstlerだ!
現在販売されている魔道車の中では悪路に最も弱い部類に分類される。
濡れてない砂地(砂浜)に入っていく事だってリスキーなのに、海水に触れるのは魔道車に毒であろう。
客船等が見えるエリアまで近付いてはみたけれど、私的にイマイチ写真の構図に合うシーンが見受けられなかったので、無意味な時間に感じてしまうけども彼女と車内でくだらない雑談に華を飾る。
大抵はプリ・ピーの事ではあるのだが、時折この話題を持ってきたルディー君の事へと経由し、先日偶然に出会う事の出来たプリ・ピーの生みの親的なプーサン社長と言う男性の話で盛り上がる。
あの人は何処で知り合ったのか想像も付かないくらい人脈が豊富で、ご自身の興味だけに生きている……そんな印象を見受けられる人物だ。
だからなのか、何処か憎めない様な印象も持ってしまう。
少しの間、彼女との車内雑談を楽しんでると、窓の外……港の奥の方から豪華な客船が入港してくるのが目に入ってきた。
掲げられている所属国籍を“ラインハット王国”の旗が表している。
船舶について私は全く詳しくないのですが、今入港してきている船が素人目にも美しく感じた為、是非にと思いマイカーと共に写真に写した。
でもその客船から大勢の乗客が降りてきて、撮影の邪魔になってきたので早々に|マイカー《我魔
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