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黒い親友が白魔術を学び始めて俺を痛めつけようとしている
2.次の日の放課後
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席に戻り、窓に背を向ける向きで座り直す。
 そして日高の目を見た。

「黒魔術って()らなくない? だって、人を痛めつけることって、魔術なんか使わなくたって誰でもできるじゃない」

 そう言って、ニヤッと左右の糸切り歯を見せた。

「でも、元に戻すことって普通の人にはできないよね。だから僕は白魔術を勉強するんだよ。キミを普通じゃないくらい壊して、すぐ元どおりにするの。それが一番いいと思わない?」
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