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スーパーヒーロー戦記
第10話 迫り来る悪魔達。炸裂!ライダーキック
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そう言い残すと蜘蛛男はその場に倒れ、泡となって消え去ってしまった。
消え去った蜘蛛男を見るなのはと仮面ライダー。

「やりましたね」
「あぁ、君の助力のお陰だ。感謝する」
「う、う〜〜ん」

隣で気を失っていたルリ子が目を覚ました。
仮面ライダーはすぐさま変身を解いてルリ子に近づく。

「ルリ子さん、大丈夫ですか?」
「どうして、私を助けてくれるの? 貴方は父を殺した人間の筈なのに、どうして?」
「ルリ子さん、聞いてくれ。緑川博士を殺したのは僕じゃないんだ」
「見てなさい、本郷猛! 必ず父の仇を討つわ!」

それだけを言い残してルリ子は走り去って行った。
本郷は残念そうに肩を落とした。そんな本郷をなのはが優しく摩ってあげた。

「元気だして下さい本郷さん。きっと何時かルリ子さんの誤解も解けますよ」
「有難う、なのはちゃん。さぁ、帰ろう。おやっさんや恭也達が心配してる筈だ」

バイクに跨りおやっさん達の待つ場所へ帰る本郷となのは。
だが、本郷の胸の内には緑川ルリ子の誤解が解けない事への蟠りで締め付けられていた。
果たして、彼女の誤解が解ける日は何時なのだろうか?
そして、ショッカーの次なる刺客とは一体?




     つづく
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