第十八話 最初の決戦その十三
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「信頼を失いからな」
「信頼は大事じゃ」
有明の方も言って来た。
「それなくしては何も出来ぬわ」
「信用出来ない人だとね」
シロニンジャが応えた。
「本当にやっていけないからね」
「左様、だからじゃ」
「あんた達も約束を守るのね」
「そしてじゃ」
そのうえでというのだ。
「負けてもじゃ」
「大人しく引き下がって」
「また来るぞ」
「だから安心しろ」
クレオンはきっとなって一行を指差して宣言した。
「俺達が約束を守ることをな」
「いや、そこで胸を張るな」
こう言ったのはパトレッドだった。
「約束を守るのは当然だ」
「俺達はこれまで破るの上等だっただろ」
「それがおかしかったんだ」
パトレッドはきっぱりと言った。
「そもそもな」
「えっ、そうなの!?」
「そうだ、何を言っている」
こうクレオンに言うのだった。
「全く」
「いや、本当に」
クレオンは弱った顔と目になって述べた。
「もうその時次第で」
「そうしたことは止めようね」
今度はキョウリュウブルーが言って来た。
「約束はこれまでもね」
「守るべきだったんだな」
「そしてこれからは」
「何があってもか」
「守ろうね」
「そうするか」
「そうだ」
リュウソウレッドも言うことだった。
「約束はだ」
「守らないと駄目か」
「守れない時もある」
リュウソウレッドはこうも言った。
「色々事情があってな、しかしだ」
「こっちから平気で破るのはか」
「絶対に駄目だ」
こう言うのだった。
「それはな」
「ううん、俺達間違っていたんだな」
「当たり前だろ」
バスターブルーも言ってきた。
「それはな」
「そうだったんだな」
「お前も裏切られたら嫌だな」
「嫌に決まってるだろ」
クレオンはバスターブルーに即座に言い返した。
「誰がいいっていうんだよ」
「そうだな、自分が嫌ならだ」
「それならか」
「相手にもするな」
他人にというのだ。
「絶対にな」
「そういうことなんだな」
「その通りだ」
まさにとだ、バスターブルーは話した。
「くれぐれもな」
「そうするか」
「そうだな」
カオスがクレオンの言葉に頷いた。
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