第8話 もう一人の魔法少女
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が来た際に竜ヶ森でキャンプしてたそうじゃない! 危うく踏み潰される所だったんじゃないの!」
流石アリサ。鋭い洞察力である。
まぁ其処はなのは自身上手く誤魔化したと言う事にしたので幸いなのはがその事件に関与していた事は二人には知られる事はなかった。
***
付近の雑木林。
其処に数匹の子猫が戯れていた。
そんな時、一匹の子猫が青く輝く石の様な物を見つける。
その石に興味を引かれた子猫がその石に手を触れる。
すると、その石、ジュエルシードが眩い光を発し、子猫を包み込んでいく。
閃光が止んだ時、其処に居たのは先ほどの子猫の姿ではなく、おぞましい姿をした化け物の姿が其処に居たのであった。
アリサとすずかとの会話を終えて帰り道を歩いていたなのは。
時刻は既に夕刻に差し掛かっており空は茜色に染まり日は西に傾きだしている。
そんな中、なのはは一人帰り道を歩いていた。
ジュエルシードの捜索は一先ずユーノや甲児達、そして時空管理局が行ってくれている。
なのはは一先ず束の間の休息を楽しむ事にしていた。
そんな時、首筋に嫌な感じを感じ取った。
人間の心理の様な者で、敵意のある物、危険性のある物が近くにあるとてき面この現象が起こる。
「レイジングハート…もしかして?」
【はいマスター。近くにジュエルシードを感じます。この反応からすると既に発動した模様と思われます】
「大変! 早く封印しないと!」
付近に誰も居ない事を確認したなのははレイジングハートを起動させてバリアジャケットを纏いデバイスを手に持つ。
「レイジングハート。私一生懸命頑張るから一緒に戦おうね」
【勿論です、マスター】
なのはの言葉にレイジングハートは頷く。
そして、雑木林の中を突っ切っていく。
其処には数匹の子猫が怯えているのが見える。
そして、その子猫達の前には一匹のおぞましい姿をした怪物が其処に居たのだ。
「な、何あれ?」
【どうやら動物と融合したみたいです。気をつけて下さいマスター】
なのはにとって動物と融合したジュエルシードとの遭遇は初めてな事であった。
怪獣の時はウルトラマンや甲児の助力のお陰でどうにかなったが今回は一人しか居ない。
応援を呼ぶと言う手もあるが時間が足りない。
一人でやるしかない。
覚悟を決めてデバイスを構える。
すると化け物がなのはに気づいたのか彼女の方を向く。
その姿はまるで豹の様な姿をしていた。
しなやかな体つきをしており機敏に動きそうである。
化け物の口から牙が姿を現し不気味な唸り声をあげる。
その唸り声が人間の中に眠る恐怖心を煽りたてる。
幾ら魔導師として戦う覚悟が出来たとしても彼女はまだ9歳の少女なのだ。
普通に怖い物は
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