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スーパーヒーロー戦記
第8話 もう一人の魔法少女
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でもなさそうな事でもあったのは事実だった。



     ***




「ただいまぁ!」

リンディの計らいで家の前に転送して貰ったなのはは早速家の扉を開いて大きな声で帰宅時に言う言葉を発した。
すると真っ直ぐに家族全員が飛んできたのだ。
どうやら皆心配していたようだ。
すぐさま抱き寄せられて押し潰されんばかりに抱きしめられたり頬ずりされたりとかなり大変な目に会うのではあったが、なのははそれが苦とは感じられず、寧ろ嬉しくも感じられた。
それから、直ちに夕食の支度が行われ、久しぶりのなのはの帰宅と言うのもあってか目の前には豪勢な料理がズラリと並んだ。

「なのはが無事に帰ってきてくれて嬉しいから、お母さん腕によりを掛けて美味しいご飯作ったからねぇ」
「お、そりゃ嬉しいなぁ。さ、頂こうか」

両手を合わせて皆が揃っていただきますした後、各々が料理を取り食べ始める。
その間話題になった事と言えば数日間に起こった出来事である。

「ふぅん、甲児君とキャンプした際に怪獣と出くわしたのか。そりゃ災難だったなぁ。竜ヶ森だっけ? あれニュースにもなったしなぁ」
「父さん、それを言ったら砂漠の怪獣も出たじゃないか」

恭也が父士郎に向かい言う。
どうやら怪獣の出現は直ちにニュースになったようだ。
あれだけでかいのだから余計に目立つのは当たり前だろう。

「ま、何はともあれなのはが無事に帰って来てくれた父さん達は凄く嬉しいよ。後で甲児君にはお礼を言っておくとしよう」
「うん!」

その後も夕食は楽しい話題で持ち切りになった。
その後、夕食を食べた後自宅の風呂に入り数日間の戦いの汚れを洗い流し自室で眠る事にした。
久しぶりの自分のベットの感触が妙に心地よく感じられた。
そうして、物の数分で忽ちなのはは深い眠りに落ちてしまった。
翌日は久しぶりに友人のアリサとすずかに会った。
二人共数日間帰らなかったなのはを凄く心配していたのだ。
そんな二人になのはは謝罪した。
もしかしたら今後同じ様に友達を心配させてしまうかも知れない。
そんな思いがなのはの中にあったのだがその胸中の思いに気づきはしなかった。

「それで、学校は進んでる? 私授業出てなかったから心配なんだけど」
「学校なら休校状態よ。竜ヶ森で出た怪獣のせいで授業どころじゃないってさ」

アリサがそう言った。
どうやらさきの竜ヶ森でのベムラーとの戦いの件で学校は授業どころではなく休校状態になったと言うそうだ。
まぁなのはからして見れば一人だけ授業が遅れる心配がなくなったので嬉しい事ではあるが。

「そうだったんだ。何だか私が居ない間に大変な事があったんだねぇ」
「って、現場に居たあんたが何言ってるのよ! 聞いたわよ。あんた怪獣
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