第8話 もう一人の魔法少女
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上げる所存で御座います」
イデがとても嬉しそうに頭を下げる。
その光景を見て隣のアラシが笑っていたが今は別に気にしない。
「と、なるとこれからはジュエルシードの捜索の際にはこのアースラを基点として行う事になるみたいですが、移動手段はどの様にすれば宜しいですかな?」
「それならば必要ありません。要望があれば我々がこちらに転送致します」
何とも至れり尽くせりな事であった。
これなら移動でビートルの燃料を使う必要もない。
「それから、甲児さん」
「は、はい!」
「貴方のマジンガーZですが、こちらで格納しておきますね。そうすれば何処でも瞬時に転送出来ますから今回の様に探し回る必要が無くなりますよ」
「本当ですか? そいつは助かります」
甲児としてもそれは嬉しい事でもあった。
今回の捜索は本当に疲れた。
何せ広大な砂漠の中マジンガーZを探し回ったのだから。
もうあんな思いは御免であった。
「それからなのはさん。貴方も私達が自宅にお送りしますね。もう何日も帰ってないのでしょう?」
「はい、有難う御座います。お父さん達きっと心配しているでしょうし」
「なのは、折角だから暫くはジュエルシードの事は忘れてゆっくりすると良いよ」
「ユーノ君?」
いきなりユーノが持ち出したのは以外な言葉であった。
それに驚くなのはにユーノは続ける。
「此処数日連戦続きだからきっとなのはも疲れてるだろうし、なのはも学校があるし、良い機会だよ」
「でも、ジュエルシードの捜索はどうするの?」
「その辺は大丈夫だよ。僕と科学特捜隊、それに時空管理局の皆で捜索はする。だから思い切り羽を伸ばしてきなよ」
「その通りだよなのはちゃん。子供ってのは思い切り遊んで勉強するのが仕事なんだよ。ジュエルシードの捜索は我々に任せなさい」
「ムラマツキャップ…はい、分かりました」
皆の言葉もあってかなのはは頷いた。
「あれ? もしかして俺も学校に行かなきゃなんねぇの?」
「当然だろう。君も学生なんだから」
「げぇっ、折角学校サボれると思ったのになぁ〜」
ガッカリした顔で愚痴る甲児に部屋に居た全員が声を出して笑ったのであった。
「そう言えばなのはちゃん、貴方年は幾つ?」
「今年で9歳になりますけど、どうかしましたか?」
「いえね、貴方を見てると家の子供を思い出しちゃってね。丁度なのはちゃんより4つ位上の感じなのよ」
リンディがそう懐かしむように言う。
「それで、そのお子さんは何処に居るんですか?」
「今丁度別任務中で此処には居ないのよ。丁度地球の調査に行ったとこなんだけど、変な事に通信が出来ない状態になってるのよねぇ。大丈夫かしら」
途端に心配そうな顔をする。
が、今此処でどうこう出来る問題
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