良くも悪くも潔癖症
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、それは……勘弁してもらいたいな」
「大丈夫だよ……リュカ様はその為にウルフ閣下をナンバー2にして、あの二人でタッグを組ませる様にしたんだから。ウルフ閣下がサポートして取り組まれたら、大抵の事柄じゃぁ太刀打ち出来ないよ」
「アイツ……そう言う方面だけは優秀ですからね」
「グランバニアの光部分をティミー陛下が担って、闇の部分をウルフ閣下が担う。完全な布陣だよ……敵に回すなんて愚行だけは避けないとね」
それを既に考えている……この人も敵には回せないだろう。
「と言う訳でさ……ワザワザ皆に『俺、デイジーの父親の事は知ってるよ』って言う必要性は無いけども、彼女の事を愛してくれるのなら、全ての事を知っておいてよ」
「は、はい! 当然俺は彼女と言う個人を好きになったので、それに付随する要因は問題ないですけど、それを含めた全ての彼女を愛するつもりです!」
「本当にありがとう。君になら妹を任せられる」
「いえ、そんな……それよりも俺が振られない様に気を付けないと! 今後失敗して嫌われる事だって皆無じゃぁ無いですからねぇ(笑)」
「あははっ……ヤバい時にはリュカ様に相談しろよ。僕も先日ちょっとした問題を相談して、綺麗さっぱり解決出来たからね」
「相談って……この話の流れだと女性絡みって意味ですよね?」
「そ、それ以外……あるかな?」
「ルディーさんはこの国で生活を始めて1年も経過って無いのに、もうリュカ様に相談する様な女性関係トラブルを起こしたんですか!?」
「そ、そうなる……よ……ねぇ」
「やっぱりルディーさんもプレイボーイだな〜」
偉くなる人は女関係が派手なんだよな。
「プ、プレイボーイって! そ、そう言うトラブルじゃ無いよぉ! ひ、他人には言えないし、凄く困った事態だったけど……ち、違うって! そ、そんな目で見るなよぅ(T-T)」
俺の視線に心底怯える(?)ルディーさん。
相談内容は解る訳も無いが、俺の目の前で慌ててるルディーさんが可愛く見えて面白い。
もうちょっと見学したくなった俺は、追加で飲み物を注文。
『フィンタ(株)』社のメロンソーダ……所謂『フィンタメロン』を注文。
このフィンタ(株)は他にも“グレープ炭酸ジュース”や“オレンジ炭酸ジュース”等を販売している。注文した物は直ぐに到着。
ルディーさんは自らを落ち着かせる為(と勝手に推察)にブラックコーヒーを注文。何時もは砂糖とミルクをバッチリ入れてる。
頻りに「僕は何時も余計な事を言うんだよなぁ……」と呟き、戒めるかの様に苦いコーヒーを飲んでいる。
苦さのあまり顔がグチャグチャになってるから、俺も話題を変える為に「因みにこのフィンタメロンって、何処の資本
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