第7話 バラージの青い瞳
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い目にあったぜ」
「しかし、一体何故突然ビートルが操縦不能になったんでしょうか?」
ビートルを抜け出した一同が話しをしていた。
「整備不良…って訳じゃなさそうだな」
「みたいですね。発進前に確認しましたが何処も以上は見られませんでしたし」
「では一体何故?」
一同に疑問が募る。
とにもかくにも此処にジュエルシードの反応が見られるのだ。探索するしかない。
「よぉし! 此処は一丁俺とマジンガーZで軽く探し出してやりますよ!」
自身の胸を叩いて甲児が言う。
そしてマジンガーに乗り込もうとした正にその時、甲児は改めてそれに気づいた。
「な、無い! マジンガーZが無い!」
「ええぇっ!」
それには一同が驚いた。
確かに目の前にあるのはビートルだけだ。
マジンガーZの姿が何処にも見当たらない。
まさかあの広大な砂漠の中に落ちてしまったのでは。
「そ、それじゃ私が空から探しますよ」
なのはがそう言ってレイジングハートを手に持とうとした。
が、其処で彼女もまた気づいた。
「あ、あれ? 無い、レイジングハートが無い!」
「な、今度はレイジングハートがないだって!」
それは由々しき問題であった。
レイジングハートが無ければジュエルシードの封印が出来ない。
それにデバイスが無ければバリアジャケットを纏えない状態だ。
いわば今のなのはは唯の女の子である。
「仕方ない。此処から先は歩きながらジュエルシード並びにマジンガーZとレイジングハートの捜索を行うとしよう」
ムラマツキャップがそう言う。
一同は二人三班に分かれてそれぞれ捜索を行った。
ムラマツとイデはジュエルシードの捜索を。
アラシと甲児はマジンガーZの捜索を。
なのはとハヤタはレイジングハートの捜索をそれぞれ行った。
「ねぇ、ユーノ君。レイジングハートって何処に落ちたか、分かる?」
「う〜ん、流石にこんなに広大な砂漠の中じゃ見つけるのはかなり難しいよ」
流石のユーノもお手上げ状態であった。
そんなユーノを見てなのははガックリと肩を落とす。
「落ち込んでても仕方ないさ。とにかく頑張ってそれを探そう」
「は、はい!」
ハヤタの励ましを聞いてなのはは頷く。
だが、懸命に探したにも関わらずレイジングハートは結局見つからず仕舞いであった。
「ふぅ…しかし流石は砂漠だ。日差しが凄いなぁ」
額に流れた汗を拭いながらハヤタはチラリと後ろを歩くなのはを見た。
予想外の出来事であったのだろうかなのはの服装は普段の服装と変わらない。
それで砂漠の中を歩くのは正直かなりキツイ。
なのは自身もすっかり下を向きながら歩いている。
「大丈夫かい? なのはちゃん」
「は、はい…大丈夫です」
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