第七百五十四話 未成年なのでその九
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「その危険はね」
「いつもあるか」
「そう、今もね」
この時代もというのだ。
「その危険はあるわ」
「火を使うからだな」
「これは普通の煙草も同じで」
それでというのだ。
「葉巻もね」
「同じだな」
「それでパイプもね」
こちらもというのだ。
「同じよ」
「火を使うからな」
「シャーロック=ホームズも」
連合ではそれぞれの国で活躍している、イギリス人ではないという設定も子孫であるという設定も多くなっている。
「パイプ好きよね」
「よく使ってるな」
「けれどね」
「あの人もだな」
「火が心配よ」
「そうなるな」
「吸ってない作品も多いけれどね」
喫煙派でないホームズもいるというのだ。
「どうもね」
「そういえばそんな作品もあるか」
「子孫の人だと」
ホームズのというのだ。
「もうかなりの割合でね」
「パイプ吸わないな」
「少年漫画や少女漫画だと」
こうしたジャンルの作品ならというのだ。
「もう煙草はね」
「ホームズさんも吸わないな」
「そうなっているわ」
こう言うのだった。
「だって未成年はね」
「煙草吸わないからな」
「美少年や美少女のホームズさんがよ」
そうした設定でというのだ。
「煙草吸ったらね」
「駄目だな」
「だからね」
それでというのだ。
「そうした作品だとね」
「ホームズさんも吸わないな」
「ええ、そもそも何度も言うけれど身体に悪いから」
煙草はというのだ。
「本当にね」
「吸うものじゃないな」
「私はそう思うわ、それで吸うなら」
「マナーは守って」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「火はね」
「ちゃんと消すことだな」
「お水を使ってもいいわよ」
煙草を消すにはというのだ。
「そうしてね」
「迷惑をかけないことだな」
「誰にもね、しかし連合で吸う人って」
「少ないな」
「やっぱりそうよね」
現実としてというのだ。
「少数派よね」
「それはエウロパでもだな」
「チェーチルなんてね」
イギリスの首相としてあまりにも有名なこの人物はというのだ、尚ノーベル文学賞を受賞もしている。
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