第6話 異星人来襲
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東京郊外に設けられた巨大な建物。
その建物には流星を象ったマークが施されてあった。
科学特捜隊日本支部。此処がそうであった。其処へ今帰還する為にジェットビートルが向かっていた。
ビートルの中からなのはと甲児はそれを見ていた。
「あれが科学特捜隊日本支部だよ」
「凄ぇ、俺初めて見たぜ」
ハヤタ隊員の説明を聞き甲児となのはは窓に映るそれを見て感動の余り言葉がなかった。
それを新鮮そうに見つめる科特隊のメンバー達。
「そりゃ初めてなのは当然さ。何せ此処は一般人は勿論、警視庁でも立ち入りは禁じられてるからな。君達は特別に許可されたのさ」
アラシがそう言う。それを聞くと自分達はとても運が良かったのだと思えた。尚、ビートルの下ではマジンガーZが吊るされる形で運搬されている。
このビートルとは凄い物だ。何せ20tもあるマジンガーZを軽々と運搬出来るのだから。もしかしたらこのビートルなら怪獣の運搬も出来るのでは? そう思える次第であった。
そうしている間にもビートルは屋上に用意されていた発着場に着陸するとそのまま内部へと移送され、戻った直後に数名のスタッフがメンテナンスに入った。
マジンガーZも勿論同じ様にメンテナンスを受ける事となった。
特に外傷が見当たらないとは言えあんな怪獣と戦ったのだ。何かしら問題があってからでは間に合わない、と言うのが現場の判断だ。
そんな訳でマジンガーZの整備を科学特捜隊の整備スタッフに任せ、甲児となのはの二人はムラマツキャップに連れられてある部屋にやってきた。
それは所謂会議室の様な場所だ。
広々とした会議室内にムラマツキャップと兜甲児、そして高町なのはの三人だけが居た。
「今回は君たちに多大な迷惑を掛けてしまい申し訳ない」
「いえ、私達も偶々其処に居合わせただけですし」
「そうそう、それよりハヤタさんも見つかった訳ですし良かったじゃないですか」
謝罪するムラマツに甲児となのはがそう言う。それを聞いてムラマツもホッとした様に話題を変える。
「それじゃ話を変えるが、何故君達だけをこの科学特捜隊に連れてきたのか、そろ理由を言おう。ズバリ、私は君達二人を臨時的にスカウトしたいと思っているんだ」
「スカウト…ですか?」
ムラマツの言葉になのはが首を傾げる。
頷きながらもムラマツは続けた。
「我々科学特捜隊の任務は人外の脅威、即ち宇宙からの脅威や超常現象に対処する為に組織された物なんだ。だが、知っての通り人間の力には限界がある。今回の様な巨大怪獣が相手では正直厳しい所があるんだ」
「でも、それならあのウルトラマンってのがどうにかしてくれるんじゃないんですか?」
甲児が尋ねた。
竜ヶ森でのベムラーとの戦いの際に突如現れた謎の
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