第6話 異星人来襲
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ぁてお嬢ちゃん。さっきお嬢ちゃんが手にした例の青い石ころ。ワイ等ギャンドラーに渡して貰おかぁ?」
「ギャンドラー? それがお前達の名前なのか?」
「そうや、宇宙のあらゆる犯罪の元凶。それがワイ等ギャンドラーや! この星には高エネルギーを持つ結晶体があるっちゅうんでやってきたんや。そしたら偉い良い物見つけたでぇ!」
「この関西弁野郎! なのはちゃんを離しやがれ! でねぇとぶん殴るぞぉ!」
「ハンッ、口だけは一丁前やなぁ。回りを見てみぃ! お前等はもう終わりや! 後はそのお嬢ちゃんの持ってるのを持ち帰るだけ。そうすりゃワイのコマンダーランキングは鰻登りやぁ!」
喜び勇む異星人。
そして、鉤爪をガチガチ言わせながらなのはにそれを近づける。
「さぁお嬢ちゃん。大人しくワイ等にそれを渡してぇな」
「嫌です! このジュエルシードは貴方達には渡しません!」
幼いながらも気丈になのははそう言う。
それを聞いた異星人は怒りを露に鉤爪を地面に叩きつける。
叩きつけられた地面が歪に凹み砕けてしまった。
それを見せ付けられたなのはは青ざめる。
「これで分かったやろう。下手に逆らったら命はないでぇ。さぁ、さっさと渡せやゴラァ!」
「そ、それでも…それでも、貴方達には渡しません!」
「えぇ度胸しとるやないかぁお嬢ちゃん。ワイ気に入ったでぇ。せやけどなぁ…世の中にゃ従わにゃぁアカン時もあるんやでぇ」
怒りが最高潮に達したのかその異星人が鉤爪を天高く持ち上げる。
「そないに渡したくないなら…ちぃと痛い目にあって貰おかぁ!」
「う!」
「なのはちゃん!」
「止めろコノ野郎!」
皆が見てる前でなのはに向かい無情にも鉤爪が振り下ろされる。
正にその時であった…
”待てぃ!!!”
突如、何処からか声が響いた。それと同時になのはに向かっていた鉤爪を弾き飛ばすかの様に一本の剣が飛んできた。
その剣は鉤爪を弾き飛ばしなのはの目の前に突き刺さる。
その剣の柄には青く狼の絵が彫られていた。
「こ、この剣! まさか…アイツが此処に居るんかぁ?」
突然の出来事にそのギャンドラー達は勿論バルタン星人もその声の主を探していた。
「お、おい! あそこに誰か立ってるぞ!」
甲児がそれを見つける。それはタンクの上であった。
月夜に照らされてる一人の男が立っていた。
その男はギャンドラー達とバルタン星人を見下ろす形で淡々と語りだした。
”血塗られた富と権力にたかる蛆虫どもよ! 己が姿を良く見るがいい!
正しき道を示す光……
人、それを…『鏡』と言う!”
「な、何だアイツ? いきなり出てきた何か言ってるぜぇ」
「だ
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