第6話 異星人来襲
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にはイデも甲児も驚いた。
「は、ハヤタさん!」
「君達がこの地球の風俗、習慣になじみ地球の法律を守るのなら、それも不可能な事ではない」
確かにハヤタの言う通りだ。
それなら大抵の地球人も易々と受け入れてくれるだろう。
甲児は若干面白くない顔をしていたがこの際余り揉め事は起こしたくない。
出来る事なら穏便に解決したかったのだ。
「それで、君達は何名居るんだ?」
「君達デ言ウ微生物ノサイズニナッテ眠ッテイル我ガ同胞達ハオヨソ20億3千万人イル」
「に、20億3千万人だってぇ! そんなには無理だ!」
イデが否定気味になる。
確かに今の地球でも人口の増加でパンク寸前だ。これ以上増えたら地球が食い尽くされてしまう。
「それかもしくは火星に住む事は出来ないのか?」
「火星ノ大気ハ我々ニ有害ダ。アソコニハ我々ノ嫌イナ………ガアル」
「はぁ? 何だって! 良く聞こえねぇぞ!」
「か〜、肝心な所でぇ!」
甲児が耳を傾け、イデが苛立つ。
「オシャベリハ終ワリダ。我々ハコノ星ガ気ニ入ッタ。我々ハコノ星ヲ頂ク」
そう言い終えるとアラシの中に入っていた者が居なくなりそのまま嵐は力なく倒れてしまった。
「アラシ!」
倒れたアラシの元に駆け寄る三人。
その時、三人の前にバルタン星人が姿を現した。
「あ、あの時のセミ野郎!」
「こいつが、バルタン星人」
『フォッフォッフォッフォッ…』
バルタン星人は両手のハサミを天に持ち上げて奇妙な笑い声をあげている。
その姿が余りにも不気味に見えた。
「けっ、舐めんじゃねぇや! 地球にはウルトラマンが居るし、何よりこの俺が居るんでぃ! そう好き勝手させるかってんだぁ!」
「偉い自信やないかぁ。若いアンちゃん程無謀ってのはホンマやなぁ」
「この声は!」
三人を見下ろすような声がした。
声の主はバルタン星人の横からゆっくりと現れた。
それは、先ほどハヤタの前に現れた例の異星人であった。その異星人の近くにはなのはが居た。
「なのはちゃん!」
「ハヤタさん! 皆!」
「これでもその強気が言えまっかぁ?」
その異星人がなのはの喉元に鉤爪を近づける。
「てめぇ、汚ぇぞ!」
怒り殴りかかろうとする甲児。
だが、その回りを数名の異星人とバルタン星人が取り囲む。
「お前たちは何者だ? そのバルタン星人とはどんな関係なんだ?」
「なぁに、其処の人がワイ等を雇ったんや。この星が欲しいから手ぇ貸してぇなってなぁ。たんまり謝礼も頂いた事やし、後はワイ等の目的を達成するだけや」
「目的だと?」
異星人はそう言った。
すると視線をなのはに移して今度はなのはに話しかける。
「さ
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