第6話 異星人来襲
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は急いで通路を走った。
彼はそのジュエルシードが何処に保管されているのか分かっているのだ。
そんなハヤタ隊員の後を追ってなのはも走る。
訪れたのは保管室であった。その中の一つのカプセルの中にジュエルシードは保管されていた。どうやらまだ無事の様だ。
「良かった。まだ取られてない」
安堵してジュエルシードに近づく。
レイジングハートを起動させてジュエルシードを再び封印する。
「どうやら間に合ったみたいだね」
「はい、取られていたらどうなっていたか冷や冷やしましたよ」
「全くだね。しかし、どうやら此処に異星人は居ないみたいだ」
「ですね、それでしたら甲児さんやイデさんの居る2階に行きましょう」
1階の調べる場所はもう殆どない。
何時までも此処に居た所で時間の無駄でしかならない。
そう判断した二人は此処の探索を切り上げて甲児、イデの受け持っている2階に行く事にした。
だが、その時、なのはの背後から突如何者かが現れて彼女を掴み上げた。
「きゃぁ!」
「なに!」
振り返ったハヤタの目に映ったのは、幼いなのはを抱え込んでいる人外の生き物であった。
「おぉっとぉ、そないな物騒なもんは仕舞って貰おかぁ? でないとこのお嬢ちゃんが痛い目ぇ見る事んなるでぇ」
ゲラゲラと笑いながらそいつは言った。
ハヤタの手には既にスーパーガンが持たれていた。だが、下手に動けばなのはの命はない。そう判断したハヤタは言われた通りスーパーガンをホルスターに納めた。
すると、それを合図にハヤタの回りに様々な人外の者達が現れる。
「此処を襲撃したのはお前達だったのか?」
「襲撃? 何の事やかさっぱり分からへんわ。まぁえぇ、とにかくあんさん。ワイ等と一緒に来て貰おやないかぁ。変な真似するんやないでぇ。このお嬢ちゃんが大事やったらなぁ」
人外の者の手は鋭く尖った鉤爪の様であった。
その先をなのはの顔に近づける。
その力はとても幼いなのはでは振り解けない力でもあった。
「待て! 分かった、言う通りにする。だから彼女には手をだすな」
「ハヤタさん!」
「えぇ心がけや。やっぱ色男はそうでないとなぁ。おい、行くでぇ」
『ガデッサー!』
全員がそう相槌を打つ。
その後、二人を連れて人外の集団は真っ直ぐに屋上へと向かって行った。
***
その頃、2階を捜索していたイデと甲児であったが、相変わらず異星人の痕跡は見つからず、あるのはその異星人に止められた被害者達だけであった。
「くそっ、手掛かりなしかよ。まるで忍者みたいな奴だなぁ」
「愚痴らない愚痴らない、捜索は根気が大事なの。とは言え…あんまりあって欲しくないんだけどなぁ
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