第6話 異星人来襲
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して…異星人とかですか?」
「恐らくそうだろう。皆気を引き締めて行くんだ」
「だ、大丈夫かなぁ?」
なのはの肩に力が入っている。
彼女にとっては人生初の異星人との遭遇なのだ。
しかもそれが敵意を持っているとすれば尚更緊張感を持ってしまう。
「大丈夫ですよなのはちゃん。こんな事もあろうかとこの私イデ隊員。ちゃんと宇宙語をマスターしているんです
『キエテ、コシ、キレキレテ、ボク、キミ、トモダチ』
ね、完璧でしょう」
「それ、宇宙語なのか?」
返って不安になってしまうだけであった。
そんなイデ隊員を連れて科学センターに入った四人を出迎えたのは受付の人であった。だが、その受付の人は何故かその場から一歩も動かないのだ。まるで、その人の時間が止められているかの様に。
「これは…間違いない、こんな事が出来るのは異星人の他に居ない」
「それじゃ、さっきの怪電波ってやっぱり…」
「畜生! 人様の家に土足で入り込むたぁふてぇやろうだぜ!」
なのはは不安な顔色になり甲児は逆に怒りを露にしていた。
「とにかく、センター内をくまなく探そう。二手に分かれて探すんだ。僕となのはちゃんは此処を探す。イデと甲児君は2階を頼む」
「わ、分かりました」
「あいよぅ! 異星人を見つけたら一発ぶん殴ってやるぜ」
腕を振り回して意気込む甲児。
だが、そんな甲児をハヤタは止める。
「冷静になるんだ甲児君。相手は我々の想像を遥かに超えた科学力を持っているんだ。下手に手出ししたら君もこの受付の人の二の舞になるぞ」
「う…そ、そうだった」
「何か見つけたらその都度連絡をするんだ。くれぐれも単独行動は控えるように。常に二人で互いの死角をカバーしあうよう心がけて」
そう言うとハヤタとなのはは1階周辺を。
イデと甲児は2階周辺の探索に入った。
***
1階を捜索していたハヤタとなのはは、其処でもやはり受付と同じ様に固められている作業員達や警備員、それに科学者達の姿があった。
どれも皆同じ様な現象になっており、幾ら叩いてもビクともしない。
まるでその人だけ時間が止まっているかの様に。
「そうだ! ジュエルシード」
其処でなのはは思い出した。
この科学センターには例のジュエルシードを預けていたのだ。
もしかしたらその異星人はジュエルシードを狙ってやってきたのかも知れない。
「ハヤタさん、もしかしたらその異星人、きっとジュエルシードを狙ってきたのかも知れませんよ」
「そうか、確かにあれからは未知のエネルギーが発せられている。それを異星人が目をつけたのかも知れない。だとしたら急いで探さないと」
そう言うとハヤタ隊員
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