第6話 異星人来襲
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ターンは姿を消した。
「デビルサターン、何度来ようと貴様に勝ち目はない!」
ロムがそう言う。
その頃、ウルトラマンとバルタン星人は激しい空中戦を展開していた。
互いの光線が空中でぶつかりあい爆発を起こす。
だが、旗色が悪いと判断したバルタン星人が逃げ出そうとする。
そうはさせまいとウルトラマンが腕を十字に組んで光線を放った。
そう、この光線こそバルタン星人の最も嫌う光線であった。
その名も『スペシウム光線』である。
スペシウム光線を食らったバルタン星人は数秒と経たずに粉々になった。
戦いを終えたウルトラマンはその後、科学センターの上で擬態していたバルタン星人の円盤を見つけ、それを抱えて再び空高く飛び去ってしまった。
「行っちまった。それにしてもウルトラマンは凄ぇぜ」
マジンガーに乗っていた甲児が心底そう思っていた。そして、視線を今度はバイカンフーに移す。
「あんたもサンキューな。お陰で助かったぜ」
「礼には及びません。共に正義の為に戦う仲間同士。そして、幼い命を守るのも正義の勤めなのです」
甲児の言い分にロムはそう答える。どうやら結構お堅い人らしい。
「あの、有難う御座います。ロムさん」
「君の方こそ、怪我がなくて良かった。それと、あの時は助かったよ。俺からも礼を言わせてくれ」
「え? そ、そんなぁ///」
ロムにそう言われて思わず頬を染めるなのは。すると、バイカンフーは二人に対し背を向けて歩き出していく。
「お、おい! 何処行くんだよ?」
「奴等はまだ倒れてはいません。俺は奴等ギャンドラーを倒す為に戦い続けなければならないのです」
「また、会えますか?」
「この星に正義の心がある限り、必ず!」
そう言い残し、ロム・ストールもまた霧の様にその場から消え去ってしまった。残ったのは甲児のマジンガーZとなのはだけである。
「やれやれ、これから更に大変な事になりそうだぜ。Dr.ヘルの機械獣に怪獣、そんでもって今度は宇宙人とはなぁ」
「大丈夫ですよ甲児さん。私達にはウルトラマンがついてますし、何よりあのロムさんも居るじゃないですか!」
愚痴る甲児になのはが力強くそう言う。それを聞いて甲児もニッと笑う。
「そうか、そうだな。俺達が負ける訳ねぇもんなぁ」
「はい!」
笑う甲児に強くなのはは頷いた。
「さぁて、これ以上此処に居ても何もないし、そろそろ帰るとすっかぁ」
「そうですね、私もう眠くなっちゃいましたよ」
時刻は丁度夜の10時を差している。子供なら眠くなるのも当たり前だ。甲児となのははジェットビートルに乗りそのまま科学特捜隊本部へと戻っていった。
地球を狙い多くの異星人がこれから来襲してくるだろう。
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