第6話 異星人来襲
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が、あの言い方からすると敵ではなさそうだ」
「ほ、本当かなぁ?」
三人がその男を見る。
すると、鉤爪を持った異星人がそれを男に向けて突き付ける。
「えぇい、毎度の如くやけど一応聞いといてやるわ! 誰や貴様はぁ!」
尋ねた異星人に対し月夜に照らされた男はこう答えた。
”貴様等に名乗る名前はないっ!”
そう言い終えた直後、男は天高く舞い上がった。
「天空宙心拳・旋風蹴り!」
舞い降りたと同時に男が周囲に居たギャンドラーとバルタン星人を吹き飛ばす。そして、なのはを抱えて甲児達の元へと飛んできた。
「怪我はなかったか?」
「は、はい!」
そっと降ろされたなのはが頷く。
それを見て青年は優しく微笑んだ。
敵には一切の情けを与えず、弱者や心優しき者には尽きる事のない慈愛の心を持つ。それが彼なのだ。
「サンキュー。誰かは知らないけど助かったぜ」
「話は後にしましょう。まずはこの悪党どもを成敗する事が先です!」
そう言うと青年はギャンドラー達とバルタン星人に対し構えた。
「お、おのれぇ、毎度の如くワイ等の邪魔しやがってぇ! 本当にイラつく奴やで、ロム・ストール!」
「ギャンドラー! お前達の悪行、例え天が許しても俺が許さん!」
「阿呆! こっちにゃこの宇宙忍者バルタン星人が居るんや! お前なんぞこのバルタン星人さんの光線で一生動けない体にして貰えやぁ!」
『フォッフォッフォッフォッ…』
紹介されたバルタン星人がゆっくりとロムの前にやってくる。
それと同じようにロムもバルタンの前に歩み寄る。
「お、おい。あんた一人で大丈夫なのかよ?」
「心配しないで下さい。天空宙心拳は正義の拳法。悪には決して負けません」
「そなら今日此処で負けぇや!」
その言葉を合図にバルタン星人がロムにハサミを向ける。
ロムは光線が放たれるよりも早く天高く舞い上がった。
そんなロムを追いハサミを天空に向ける。
だが、其処には丁度ロムの後ろに重なっていた月の光が照らされ悪党達の視界を塞ぐ。
「わ、ま、眩しい! 何でや! 月がこないに明るい筈がない!」
『フォッ! フォォォ!?』
バルタンも目が眩んだのかヨロヨロとしている。
「お前たち悪党にはこの聖なる光を直視する事は出来まい。行くぞ、天空心剣・爆裂空転!」
光となりロムの手に戻った剣『剣浪』が光を放ち屋上に居た悪党達をなぎ倒した。
「ぎゃアアアアアアアアアア!」
「お、己ええええええええ! こうなったらこないな町ぶっ壊したるぁぁ!」
『フォッフォッフォッフォッフォッ…』
残っていた鉤爪の異星人とバルタン星人が突如巨大化し町を破壊し始めた。
「おのれデビルサ
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