第6話 異星人来襲
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銀色の巨人。
ハヤタ隊員はそれを『ウルトラマン』と呼称した。彼が言うにはビートルの事故の際にそのウルトラマンが助けてくれた為に一命を取り留めたと聞いているが、真相は不明でもある。
勿論、そのウルトラマンが味方なのかと言う点でも疑問が多い。
「確かに、甲児君の言う通りだ。だが、我々としては敵か味方か分からん存在に頼っていてはいけないんだ。地球は我々人類自らの手で守らなければならない。その為に君達二人の力を貸して欲しいんだよ」
「その…甲児さんはマジンガーZに乗ってますけど、私もなんですか?」
なのはは疑問に感じていた。
何故自分が選ばれたのか。
運動能力は平均的かそれ以下であるし、学力も飛びぬけていると言う訳ではない。そんな自分が何故スカウトされたのか? その答えが知りたかったのだ。
「君はベムラーとの戦いの際にその小さな体にも関わらず果敢に立ち向かったじゃないか。それに君には不思議な力がある様だ。まるで…そう、魔法と言った方が良いかな?」
鋭い意見である。
ムラマツはビートルからなのはと甲児の戦いぶりを見ていたのだ。あの状況で凄い人である。
「あの…それでしたらもう一人の人にも話しを聞いて貰った良いですか?」
「もう一人? あぁ、構わんが、他に誰か居たかい?」
連れてきたのはこの二人だけだ。
他の者達は応相談の元地元へと帰っていって貰った。だから此処に居るのは目の前の二人だけの筈であった。それなのにもう一人と言った。一体誰なのだろうか。
すると、今まで胸元に抱えていた鞄のファスナーを開くと、その中から一匹のフェレットが飛び出してきた。
「ん? それはフェレットだね。もしかして…これが君の言うもう一人の人なのかい?」
「はい、さぁユーノ君」
「始めまして。僕の名前はユーノ・スクライアと言います」
ムラマツは驚き目を見開いた。
持っていたアンティークパイプをポロリと落としまるで珍しい物でも見るような目でユーノを見たのだ。
(まぁ、そりゃ驚くよなぁ。俺も最初は驚いたし)
ムラマツの反応を見て甲児は内心共感していた。
彼もまた、同じ様に驚いた口だったのだから。
「驚かせて申し訳ありません。ムラマツキャップ」
「いやぁ、すまないね。それで、君の意見を聞きたいんだが」
「勿論こちらからお願いしたい位です。今この星は危機的状況に見舞われていると言うのを僕は知りました。僕もまたこの星の為に働きたいです」
うむ、立派な事だ」
ユーノの言い分にムラマツは満足げに頷いた。
するとなのははある事を思いつく。
「あの、ムラマツキャップ。その…お願いを一つ聞いて貰っても良いですか?」
「ん、何かね?」
「そのぉ、家に連絡したいんですけど…大
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