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スーパーヒーロー戦記
第5話 ウルトラ作戦第一号
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れた魔力弾は怪獣の眉間に命中し火花を散らせる。
 それでも怪獣は怯む事なく湖の中で暴れ狂っていた。
 すると、森の方で電撃に似たビームが放たれた。それは科学特捜隊の隊員達が撃っているスーパーガンであった。
 同様に怪獣に命中している。それでも怪獣は暴れ狂いその牙をむき出しにしている。

「ちっ、このままじゃ埒が明かねぇ。こうなったらマジンガーで叩き潰してやる!」
「行って下さい甲児さん。その間何とか頑張ってみます」
「頼む!」

 甲児は急ぎZの置いてある地点に急いだ。
 この時甲児は、正直竜ヶ森へマジンガーでやってきた事を幸運と思えていた。

「待ってろよ怪獣野郎! 無敵のマジンガーZでてめぇを叩きのめしてやるからなぁ!」




     ***




 甲児がマジンガーを取りに行っている間、なのはは覚えたてのアクセルシューターで怪獣に対抗していた。
 しかし覚えたての技術の為か威力がない。苦戦は必死であった。

「強い、こんなのが地球に居るなんて!」

 なのはの前には常識を超えた怪獣が現れていた。その存在になのはは恐怖しだした。
 その時だった、怪獣の口から青色の熱線が放たれたのだ。熱線の向かう先は空を飛んでいるなのはであった。

「あ! レイジングハート!」
【プロテクション】

 自身を守る為に回りに魔力の結界を張る。
 だが、熱線の威力は凄まじかった。忽ち結界は弾かれてしまいその余りの威力により小さなその体はまるで木の葉の様に吹き飛ばされてしまった。

「きゃああぁぁぁ!」

 キリキリと回転しながら森の中へと落下していくなのは。
 それを見ると怪獣は再び湖の底の方に沈んでいってしまった。それきり姿が見えなくなってしまった。邪魔者が居なくなったと安心したのだろう。
 それからすぐに甲児がマジンガーZに乗ってやってきたのだが、その時には既に怪獣の姿は何処にもなかった。

「なんでぇ、俺とマジンガーに恐れをなして逃げやがったのかぁ? それよりも、なのはちゃんは一体何処に行ったんだ?」

 辺りを見回してなのはを探す甲児だが、その姿は見られなかった。
 ハヤタ隊員に続いてなのはまでもがその姿を消してしまったのだ。




     ***




「う、う〜ん」



 目を覚ますと其処は湖のすぐ側の森であった。

 どうやら木々がクッションとなってくれたお陰で大した怪我はしなかったようだ。体を動かしてみたが体の何処にも痛みは感じない。運が良かったと言える。バリアジャケットを纏っていたとしてもあれだけの熱線を直撃しよう物なら命の保障はない。



「怪我はないかい?」

「え?」



 声がした。
声がし
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