第5話 ウルトラ作戦第一号
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回った。だが、結局夜が明けて日が出てきた時でも、ハヤタを見つける事は結局出来ず仕舞いであった。
「キャップ、こうまで探して駄目だったんじゃ。もうハヤタの奴今頃…」
「イデ、ハヤタの様な奴を神様が見捨てる筈がないんだ。諦めず捜索するんだ」
「ムラマツさん、それでしたら私が空から探してみましょうか?」
「なのはちゃんが、しかし一体どうやって?」
「俺がパイルダーで一緒に上空から探してみますよ。行こうぜ、なのはちゃん」
「はい!」
甲児となのはの二人がパイルダーに飛び乗り上空から散策する事にした。
それでも竜ヶ森は広い。安易に探し出せる場所じゃないのは確かだ。自然の風景が巧妙なカムフラージュとなっており上空からでは見つけ辛い。
「甲児さん、私別方向から探してみますね」
「あぁ、頼む」
頷くとなのははレイジングハートを頭上に掲げてバリアジャケットを纏う。
「それじゃ甲児さん、行って来ますね」
「気をつけろよ」
そう言ってなのははパイルダーの中から飛び出て同じように空を飛びハヤタの捜索を行う事にした。単独でならば低空で飛行も出来る。その方が探しやすいと言うのもあった。
「ハヤタさ〜ん、何処に居るんですかぁ!?」
上空から彼の名を呼びながら飛び回る。
そんな時だった。突如湖が激しい気泡を放ちだす。何かと思いその気泡をじっと見ていた。すると、その気泡の中から巨大な怪獣が姿を現したのだ。全身に棘の様な甲殻を持ちギョロリとした目を向けて鋭い牙を生やした不気味な姿の巨大な怪物が目の前に現れたのだ。
「か、怪獣!?」
それを見つけたなのはは驚愕する。
「なのは!」
「甲児さん! あの怪獣は一体?」
「分からねぇ。とにかく迎撃するしかねぇ!」
甲児はそう言って怪獣の回りをパイルダーで飛び回る。なのはも同様に怪獣の周囲を飛んでいた。初めての遭遇だ。今まで機械獣やロストロギアと言った類とは戦った事があるが怪獣と出くわしたのはこれが人生初である。
「ニャロウ! 人のキャンプを台無しにしやがって! 俺の怒りのミサイルを食らいやがれ!」
パイルダーから数発のミサイルが放たれ、怪獣に当たる。
だが、怪獣は対して聞いた様な素振りを見せず雄叫びを挙げている。
「畜生、パイルダーのミサイルを食らってもビクともしないなんて、何て奴だ!」
「甲児さん! レイジングハート。何か攻撃出来る方法はないの?」
【それでしたら以前マスターが練習を行っていたアクセルシューターが適任です。それでなら魔力でダメージを与える事が可能です】
「うん、分かった!」
頷いたなのははデバイスの先端を怪獣に向けて引き金を引く。すると先端から数発の魔力エネルギーの弾丸が放たれる。
放た
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