第5話 ウルトラ作戦第一号
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「へぇ〜」
甲児の説明になのはが納得する。
普段勉強は出来ない割りにそう言う事には鋭いようだ。
「盛り上がりの所すまないが、残念ながら人違いだよ。私は立花籐兵衛ではない、ムラマツと言う。この科学特捜隊のキャップをしているんだ」
「あり? そうなのか。でも凄い似てるなぁ」
甲児がマジマジとムラマツを見る。どうやらそれ程までに似ているのだろう。
「ところで、君達が見たと言う異常現象とは一体何なんだい?」
話を戻すように太い体つきのアラシ隊員が尋ねる。
「は、はい。それが上空に赤い球が現れて、その中に男の人が吸い込まれていって、それで…赤い球が爆発してしまったんです」
さやかが説明をする。
だが、その話を聞いた途端ムラマツ達は微妙な顔をしだした。
「君ぃ、まさかそんな非科学的な事が起こったって言うのかい? 幾ら休日シーズンと言ったって大人をからかうもんじゃないよ」
細身のイデ隊員が鼻で笑ったように言う。
「バーロィ! 嘘だったらもっと面白い嘘言うってんだよコンニャロウ!」
「わわっ、暴力反対!」
さやかを馬鹿にされたと思いボスがイデ隊員に睨み付ける。
するとイデ隊員がアラシ隊員の背後に隠れだす。
「何だ何だ? 弱っちい奴だなぁ」
「あのねぇ、僕は頭脳専門なの。戦闘はあんまり得意じゃないんですよ僕は」
「あ、それなら納得」
何故か納得してしまったボス。本当にそんなんで良いのだろうか?
甚だ疑問に思えるがこの際どうでも良かろう。
「そう言えば、君の顔見覚えがあるな。確か…例のマジンガーZの操縦者だったような」
「へぇ、俺の事知ってるんですか? 光栄だなぁ。俺は兜甲児。そんでこっちの子が高町なのはって言ってさぁ、こんな小さいけど実は結構強いんだぜぇ」
「そ、そんな事ないですよぉ甲児さん」
自分の事を言われた為か少し恥ずかしくなるなのは。だが、それを側から聞いていた殆どの者が笑いだしていた。
「へぇ、こんなにちっちゃい子がそんなに強いのかい? 最近の子は怖いなぁ」
アラシに至っては全く信じていない。まぁ、それも当然と言えば当然なのだが。
「それよりキャップ。ハヤタのビートルを探しましょうよ」
「ハヤタ? それってさっき赤い球に吸い込まれたあんちゃんの事か? それならあっちで燃えてるぞ」
甲児が指差す方では今でも炎上したビートルが炎を上げていた。
それを見たイデ隊員が残念そうな顔をしだした。
「こりゃぁ、駄目だろうなぁ」
「まだそうと決まった訳ではあるまい。皆さんも捜索にご協力して下さい」
ムラマツの言葉に頷き皆が竜ヶ森の中を探索に歩き回った。
皆がハヤタ隊員の名を叫びながら森の中を探し
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