第5話 ウルトラ作戦第一号
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約40m。マッハ5で空を飛び。多数の技を使い怪獣に戦いを挑む不死身の超人となったのだ。
「な、何だ? あの巨人は?」
「銀色の巨人?」
甲児となのはも突如現れた銀色の巨人に驚きの顔をする。
そんな二人を無視して巨人は真っ先にベムラーに戦いを挑んだ。
「何だ? あの巨人は敵じゃないのか?」
「そうみたいですね」
突如現れた銀色の巨人。
それが敵か味方なのか今の所は全く不明であった。だが、少なくともこちらに敵意はないようだ。それはそれで好都合と言えた。
そんな彼等の目の前で銀色の巨人がベムラーを相手に健闘している。
「良いぞ! 底だぁ! 畳んじまえぇ!」
「甲児さん、すっかり見入ってますね」
横では既に甲児がすっかり見入っているのか傍観モードに移行しておりワンツーモーションを行っている次第であった。
だが、その時銀色の巨人に異変が起こった。先ほどまで巨人の胸に青々と輝いていたランプが突如赤く点滅しだしたのだ。
「何だ? 色が突然変わりだしたぞ?」
「もしかして、何かの危険信号なんじゃないんですか?」
「マジか! だとしたら相当不味いんじゃねぇのか?」
甲児もそれを聞いて慌てだす。このままでは巨人が負けてしまう。
何とかしなければ。しかしどうすれば良い。必死に頭をフル回転させて考え込む。
そうして、ふと頭にあるビジョンが浮かんできた。それは先ほど甲児がベムラーの眉間に拳を叩き付けた瞬間だ。あの時一瞬だがベムラーは怯んだ。
間違いない。奴の弱点は眉間なのだ。
「甲児さん、眉間です! あの怪獣の弱点はきっと眉間なんですよ」
「鳴る程、よっしゃぁ! そうと決まったら奴の眉間に俺の鉄拳を叩き込んでやるぜぃ!」
拳を硬く握り締めながら甲児が言う。
だが、接近戦は恐らく無理だろう。ならば巨人が離れた隙をついて ビーム攻撃で眉間を攻撃するのが一番のセオリーな手段とも言えた。
「よし、タイミングを会わせるぞ!」
「はい!」
なのはが頷きレイジングハートの先端をベムラーに向ける。
後ろの気配を察したのか巨人がベムラーを蹴り飛ばし自身も一旦後ろに下がった。
「今だ! 光子力ビーム!」
「シュート!」
ベムラーの眉間に光子力ビームとアクセルシューターが放たれた。
それを浴びたベムラーはヨレヨレした動きをしながら湖の底へと沈んでいった。激しい水泡が放たれていく。かと思うと、今度は水泡の中から例の青い球体が姿を現したのだ。
どうやらそのまま宇宙へ逃げるようだ。
「野郎! そうは問屋が卸すか! こうなったらブレストファイヤーで…」
「待って下さい。あの巨人が何かする気ですよ!」
なのはが巨人を指差す。
そこでは巨人が
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