第5話 ウルトラ作戦第一号
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まれると言う事。
それらの全てを説明した。
「よし分かった。我々はビートルに搭乗して上空から迎撃する。なのはちゃんと甲児君は地上付近から奴を迎撃してくれ」
「分かりました」
「よし来たぁ!」
なのはは頷き、甲児はパイルダー内でガッツポーズを決めていた。
そうして、怪獣ベムラーを倒す為の作戦。その名も「ウルトラ作戦第一号」が開始されるのであった。
***
潜航艇S-16号で湖の中を探索していたハヤタは目を光らせていた。
ベムラーはこの湖の何処かに居る。奴が完全に力を取り戻す前に何としても倒さなければならない。力を取り戻してからでは遅いのだ。
【まだベムラーは見つからないか? こちらは準備完了】
【こっちも準備完了だぜ!】
通信機からはイデ隊員と少年の声が聞こえてきた。
急がなければならない。そんな焦りが募っていた頃だった。岩陰でひっそりと身を潜めて寝息を立てるベムラーが居た。
「居た! 奴だ」
確信したハヤタは通信機のスイッチを入れる。
「こちらハヤタ。ベムラーを発見しました」
【よし、ウルトラ作戦第一号開始だ!】
ムラマツキャップの言葉を皮切りに攻撃が開始された。
まず潜航艇S-16号でベムラーに奇襲を仕掛ける。驚いたベムラーが湖の中から顔を出して来た。
「今だ! 一斉攻撃開始!」
「食らいやがれ、光子力ビーム!」
「シュート!」
ビートルからミサイル攻撃。
マジンガーから光子力ビーム。
なのはのアクセルシューター。
それらが一斉にベムラーに向けて放たれた。一斉攻撃を受けたベムラーは溜まらず湖の底へと引き返す。すると再びS-16号がベムラーに向かい奇襲を仕掛ける。
それに驚いたベムラーが再び顔を出した。其処へまたしても一斉攻撃である。これには溜まらずまたしてもベムラーは湖の底へと退散していく。
(よし、行けるぞ。これならベムラーを倒せる!)
内心ハヤタがそう思っていた。その時であった、背後を回ったつもりが今度はベムラーが正面を向いて立っていたのだ。
「しまった! うわっ!!」
気づいた時には手遅れであった。ベムラーの口に咥えられるようにS-16号が湖の中から現れる。
「キャップ、ハヤタが!」
「いかん!」
アラシ隊員が指差したのを見てムラマツキャップの顔色が焦りの色に変わる。今のままでは攻撃が出来ない。下手に攻撃してS-16号に当たってしまったらそれこそハヤタの命が危ないのだ。
「この野郎! それを返しやがれ!」
其処へマジンガーZが駆けて来る。咥えていたS-16号を奪い返す為だ。しかし、近づいてみるとベムラーは予想以上に巨大であった。
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