第5話 ウルトラ作戦第一号
[2/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るのだが、物に憑依した状態のジュエルシードでは苦戦を強いられる事となる。
それが巨大な怪獣に憑依されたら溜まった物じゃない。その為にも今は一日でも早く攻撃魔法を覚える必要があると練習に励んでいたのだ。
それと同じように甲児もまたマジンガーを上手く扱えるようにと操縦の特訓を行っていた。
相変わらず下手な操縦だが持ち前の運動センスも相まってか実力を徐々にだが伸ばしつつあったのだ。
そして、今回は休暇も兼ねて皆で竜ヶ森にキャンプに来ていたのだ。
「うっし、そんじゃ一丁俺様の美声を聞かせてやるだわさぁ!」
テントの中からウクレレを取り出して歌う気満々のボス。
何時持ってきたのか用意周到である。しかし、それを見た途一同の表情が硬くなりだした。明らかに余計な事と言いたそうな表情である。
「おい止せよぉボス。折角の良い雰囲気がぶち壊しじゃねぇか」
「そうだぜぇ。こんな時は森の奏でる自然の音色を聞くのが一番だっての」
早速甲児とシローが批難の声を上げる。それを聞いたボスがげんなりしだす。このままだと一瞬にして場の雰囲気がブルーになってしまう危険性があるので即座に子分であるヌケとムチャがフォローに入る。
「ど、ドンマイですよぉボスゥ」
「そうそう、ボシュの歌の下手さは今に始まった事じゃないんでしゅからぁ」
「それ、フォローになってるの?」
ヌケの発言にユーノが思わず問い掛ける。
「ま、甲児君やシローちゃんはちょっと言いすぎだけど、でも確かにこの音色は素敵ねぇ。都会じゃ聞けないもの。来て良かったわね。なのはちゃん」
「はい、私も凄く楽しかったです。お昼は甲児さん達釣りで盛り上がってましたもんね」
なのはが昼起こった事を思い出す。
昼は竜ヶ森の湖で魚釣りをしていたのだ。その際に甲児とボスがどちらが多く釣れるか競争だとばかりに意気込み釣りを行ったは良いが、結局一匹も釣れず小さくなってしまった、と言うのは記憶に新しい事だったりする。
それから楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行き、現在は静かな夜になっている。この後は楽しく騒いだ後テントで就寝、と言う手筈になる予定だった。
その時だった。
【マスター、湖の方に何かが落下するようです】
「え?」
突如レイジングハートがなのはにそう告げた。
それを聞いたなのはが湖を見る。
其処には青い光を放つ球が湖の中にゆっくりと沈んでいく光景が見えた。
「み、皆さん! あれ、あれ見て下さい!」
「ん? 何だぁあれは!」
「おい、ムチャ! カメラ持って来い!」
なのはに言われて皆もそれを見つけた。
確かに異様な光景であった。
そんな皆が見る前で青い球が湖の中に入っていき、やがて全てが沈んでしまった。
「お待
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ